昨日はいい感じで撮影ができました。
カメラマンさんとは
面識はあったものの、
お仕事は今回初めてお願いしたのですが
うん、相性いい感じ、そう思いました。
いつも
撮影の立ち合いの時、
カメラマンさんがパシャっと撮って
パソコンの画面にうつるその瞬間の
「お!それそれ!」の初対面な感覚(写真に対して)を
大事にしてる。
余計なことを考えず、
それが誌面になった時
あるいはWEBになった時が
瞬時にイメージできること。
もちろん、
こんなふうに、こんなアングルで
などなど意思を伝え、
ラフったものを持って
撮影の現場に行く。
感覚だけでモノを言うと
微妙なズレって生じるし、その分時間のロスだと思ってる。
具体的にどうしたいのかを
一目瞭然でわかってもらえるよう、
手書きで持っていく。
しかし昔はフィルムだったので大変でした。
まずポラでテスト。
それだってポラができるまで
時間がちょっとかかる。
1カットを撮り終えるのに
今よりもはるかに時間がかかったし、
フィルムなのでとっても緊張感がありました。
デザイナーの仕事も同じく、
例えば、文字。
今はパソコンで躊躇なく文字を作れるけれど
昔は写植屋さんに文字を打ってもらうんですよ。
手書きで書いた原稿と、そこに指示を書いて
FAXするの。
数時間後に文字が出来上がり、テクテク歩いて取りに行くんです。
アシスタントデザイナーの頃は
先輩たちの文字を取りに
行くのも仕事。
あぁ懐かしいなあ。
しかし、今みたいに瞬殺でいろんなことができるのって
便利ですごいですよね。
ただ、想像力が劣化しないかな??
こうしたい!
こんなふうなのを作りたい!という
願望がなくても、
イラレやフォトショを触ってると
なんとなく出来上がっていくじゃないですか。
だからね、ふとそう思うことがある。
アナログ方式だと
こうしたい!
こんなふうなのを作りたい!という
最終的なイメージを持っていないと
制作できなかった。
たくさんのサムネイル書いて
こんな感じ、あんな感じ、って
方向を定め、あらゆる方法とアイディアで
形にしていった。
だんだんイメージに近くなってくると
それはそれはワクワクして
先輩がやっていたあのカッコイイのを私は超えたい!とかね!
写植の文字を配置すると
完成したポスターが目の前に浮かんでくるようで
やたら興奮しました。
アナログとデジタルの両方を経験できて
私はちょっと楽しい気分です。