「血液検査の数値的には問題ないんだけれど、
すでにイライラといった症状が出てるんだもんね?
あなた、これからひどくなるわよ」
開口一番これ。
ダメでしょ、この女医
この1週間前、体調が絶不調で、
イライラもピークに達していた私は、
更年期障害を疑い、
ネットで探し当てたこのクリニックへ来たのだ。
その時の様子はここに書いたのだが、
すでにこの女医には不信感しかなく、
結果だけを聞きに来たのだ。
そして言われたのが、先の言葉。
(ダメだ、こいつ)心がつぶやく。
ホルモン補充療法を勧められたが、
とてもじゃないけれど、
この女医の指示に従う気にはなれない。
検査の書面だけを奪い取るようにして
私はクリニックを後にした。
てやんでぇ!
ばっかやろ〜!
心がつぶやく。
だってね、「これからひどくなるわよ」って
そんなこと、インプットさせるなよ。
人を元気にさせろよ。
不安をわざわざ与えるなよ。
腹が立つと同時に
モーレツに腹が空いた私は
大戸屋に行き、
大好物の黒酢あんのかかった唐揚げの定食を平らげ、
しばらく行っていなかった漢方クリニックへ行った。
そこには私が全面的に信頼できる女医さんがいて、
彼女に先の血液検査の書面を見せると、
「よかったですね」とニッコリしてくれた。
あぁ、医者との相性って大きい。
丸椅子に座る自分の心も
身体中の細胞も形が変わるような気がする。
こいつやだな〜って思えば
への字の顔になるし、
細胞もピッキーン!と固くなっていそう。
信頼できる人の前に行けば、
穏やかな顔にもなるし、
細胞もゆるやかで穏やかで
流れに任せるナチュラルな感じになるような気がする。
病院選びは、ドクター選びだとしみじみと実感。
そして私は漢方薬で体調を整えていこうと
改めて決意したのだ。