もうすぐ姪の子供が幼稚園に入る。
あのチンマリした男の子が、もう幼稚園かぁ。
時の流れってほんとにほんとに早い。
誰か時計の針をいじってない
自分の幼稚園の入園式のことは記憶がないけれど
小学校の入学式のことは覚えている。
近所の3親子(うちも含めて)で一緒に行き、
帰ってきたことを覚えてる。
式を終え、桜吹雪が舞う校庭を3親子で歩いた。
その時、A子ちゃんとB子ちゃんが突然
大きな桜の木に向かって走り出したのだ。
女の子らしい声を上げながら
母親たちは、子どもらしい2人の後ろ姿にほころんだ笑い声をあげた。
私ときたら突然の出来事に気後れしてしまい、
母とつないでいた手をぎゅっと強く握りしめた。
なのに、母は私に
「ほら、●●も行っておいで」と手を離したのだ
ますます気後れした私は固まってしまった。
「もう、●●は子供らしくない
」と母に言われ、
「疲れた」と心にもないことを私は答えたんだ。
母ともう二人の母親たちは、私の言葉に笑ってた。
なんとなく居心地悪くて
校庭に落ちた桜の花びらを見ながら歩いたっけ。
でも、女の子が桜の木に向かってはしゃぎながら
走っていった姿はとってもキレイで
今でも目に浮かびます