ふと思い出す人がいる。
素晴らしく挨拶が美しかった女性のことを。
いろいろなところで
人は、まず、挨拶を交わす。
はっきり元気に言う人、
笑顔なんだけれど
ちょっと控えめに言う人、
目を見ないで小声で言う人、
挨拶すると損でもするのか
そもそも挨拶をしない人。
私が思い出すその女性は、
挨拶をされるこちらがワクワクしちゃうような
「いやん、私のこと待ってたの」と
嬉しい勘違いをしちゃうような
とびきりの笑顔と声だったのだ。
だからその女性のいる打ち合わせに行くのは
毎回楽しみだった。
彼女はみんなに愛されていたし、
仕事もスムーズに進める有能な人だった。
やっぱり挨拶に
人柄って出ますよね。
小声で、よそ向いて挨拶なんかされると
「私のこと、きらいなのん」って
勘ぐりたくなることもある。
たかが挨拶で損するよって言いたくなる人もいる。
だから私は意識をしている。
私はあなたの敵じゃないよ、って
意思表示を込め、
にっこりと挨拶する。
たかが挨拶。
されど挨拶。
人間関係におおいに影響を与える。