夫に腹が立ったり、
苛立つ時は
思い出すようにしていることがある。
時には実際に言葉にする。
「あんなに小さな子が
こんなに大きくなって
生意気な口きいちゃって〜!」
すると夫は
「な、なんだよ」と反抗する。
お正月、義母から
夫のアルバムを借りてきたのだ。
レトロ感たっぷり、いい感じのアルバム。
白黒の写真や
カラーだけどちょっとピンボケで写っているのは
オムツをつけた幼い夫。
泣きべその夫。
鼻くそをほじっている夫。
ゲラゲラ笑っている夫。
ぼーっとしている夫。
指でうどんを食べている夫。
電車のおもちゃを握りしめる夫。
眩しそうにしている夫。
どれもこれも
「あ〜あ、笑」。
そんな気分になる。
あんなに小さくて
可愛い子が
あ〜あ、
こんなおっさんになっちゃった。
これじゃあ、
ご飯こぼすのも仕方ないな。
ポケットにおにぎりの空の包みが入ってるのも仕方ないな。
靴紐がほどけてるのも仕方ないな。
まぁいいか。
そんな気持ちになれるのが不思議。
みんな、もともと小さかったんだ。
それが
ここまで大きくなって(涙)。
そう思えば腹も立たないような気がする。