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「偏差値35で学術会議担当?」町山智浩さんの学歴マウント

映画評論家の町山智浩さんが、小野田紀美(おのだきみ)大臣の学歴を揶揄した投稿で炎上。
「偏差値35で学術会議担当?」
たった一行の投稿が、多くの人の心に引っかかったようだ。


🔹“数字”で人を測る?

学歴とか偏差値って、数字のように見えて、時代や環境でバラバラだ。
子どもの数が多かった時代と、少子化のいまでは競争の土台が違う。
同じ偏差値でも、塾の送り迎えをしてもらえる子もいれば、バイトをしながら勉強する子もいる。

「数字」で人を並べたところで、あまり公平とは言えない。

血圧の正常値だって、時代によって違ってくる。
ひと昔前は160でも普通と言われていたのに、今は130を超えると「高め」とされる。
つまり、数字はいつも“誰かの時代の常識”でしかない


🔹数字だけ見ると、体温37度がアウトで34度はセーフになる

学歴や偏差値なんか関係ない、という綺麗事が言いたいわけではない。

ただ、数字ばかりで判断する怖さを思い出す。

たとえばコロナ禍の頃。
体温計に表示される数字が、37度ならアウト、34度台ならセーフ。
そんな風に「数字」で区切られた世界で、人の感情や事情は置き去りにされていた。

平熱なんて人それぞれ違うのに。

数字は便利だけど、ときに温度のない世界をつくってしまう。


何年か前に、町山智浩さんと町山広美さんが兄妹だと知って軽く驚いた記憶が…

 昔は高学歴のインテリがオールドメディアを動かしていたけれど、 今の時代、スマホで簡単に炎上する(あるいは誘導される)。
 学歴マウントが通じたのは、一昔前まで。
 時代はもう、令和だ。