日経新聞の広告欄に載っていて
タイトルに惹かれました![]()
以前の反省をいかして![]()
書店に行って「大丈夫、読めそう
」と思い、
購入しました。
山崎良平氏『天才読書』
世界の大富豪であり、熱心な読書家でもある
イーロン・マスク氏
ジェフ・ベゾス氏
ビル・ゲイツ氏
3名が愛読している100冊を紹介しています。
構成としては
各チャプター毎に各人の簡単な紹介をした後、
彼らが選ぶ書籍を概略と共に紹介しています。
イーロン・マスク氏…38冊
ジェフ・ベゾス氏…15冊
ビル・ゲイツ氏…47冊
の計100冊です。
「はじめに」で執筆のきっかけを語っています。
3人を取材する機会があり、
彼らのイノベーションの源泉は何かと考えた際、
猛烈な読書家であるという共通点を見つけ、
彼らが選んだ書籍や読書の姿勢が
これからの時代に必要だと感じたため、
執筆しようと思ったということです。
100冊は、歴史、科学、SF、経済学、経営学、マーケティング、マネジメント、小説、自己啓発、環境問題など驚くほど多岐に渡り、古典だけではなく、最近出版された書籍まで含まれています。
彼らは若い時からこのような書籍を読むことで
深い"教養=リベラルアーツ"を培ってきたんだと
著者は理解しています。
最近、日本でも教養の大切さが注目されています。
あの池上彰氏も教養の重要性を語っています。
教養はすぐに役立つものではないそうです。
私も学生時代に一般教養の科目を履修しましたが
「これは何のために学んでいるんだ?」と
不思議に思いながら授業を受けていました。
知識の幅を広げる"教養"
偉大なるイノベーターは
「多くの異なる情報源から
異なる情報を結びつける能力」
に優れているらしく、
教養を備えていない人にはできないそうです。
だから多種多様な書籍を読む必要があるんですね。
さて、実際の本の中身ですが、
100冊紹介しているので445ページと分厚いです。
読み切れるかと少し不安な点もありましたが、
紹介している書籍ごとに内容は区切れていて、
わかりやすい表現で書かれているので大丈夫でした。
しかも、興味のない書籍は
流し読みもしくは飛ばして読んでも
支障のない構成になっています。
実際に私もいくつかは飛ばしました![]()
逆に、読んだことのある書籍や
内容を知っている書籍は
非常に理解しやすかったです。
ただ、各冊それぞれの概略を紹介している割合が
ちょっと多いかなと感じました![]()
各冊が彼らに与えた影響の考察が
所々に描かれていますが、
希望を言えば、
もう少し考察部分が多くてもよかったなぁと
生意気にも思ってしまいました。
この書籍を読むことで、
偉大な3人の源泉を知ることができ、
新たな書籍に出会えるといった意味では、
一石二鳥の書籍と言えるかもしれません。
早速、メルカリで出品したら、
5分で買い手がつきました。
注目の書籍です![]()
興味がある方は是非読んでみたください。