第168回直木賞・芥川賞の受賞作が決定しました。
芥川賞は
井戸川射子氏「この世の喜び」
佐藤厚志氏「荒地の家族」
直木賞は
小川哲氏「地図と拳」
千早茜氏「しろがねの葉」
でしたね。
読んでみようと思って書店に行きましたが、
受賞作は全て品切れ
さすがですね。
候補作はいくつか残っていたので、
直木賞候補作
凪良ゆう氏「汝、星のごとく」
を購入しました。
この本を選んだ理由は特になく、
たまたま残っていて目についたからです。
ページ数:344ページ
価格:1,600円(税別)
ページ数の多さに少し戸惑いましたが、
非常に読みやすく、テンポも良いので、
サラサラと読めました。
読書が苦手な私でも4日で読めました。
17歳〜30歳過ぎまでの男女の人生が描かれています。
お互いが複雑な家庭環境下にあって、
限られた選択肢から選んだ人生を歩んでいきます。
あの時の判断は正しかったのかを自問自答しながら…
人生に"〜たら""〜れば"はないんですが、
そう思ってしまう気持ちはよくわかります。
自由がなくなったと気づいた時に書かれていた
『自分を縛る鎖は自分で選ぶ』
この言葉が印象に残りました。
今の自分は誰からの指図や束縛ではなく、
全て自分が選んだ結果なんだということ。
私はそう理解しました。
読みやすく、簡単なストーリーだけど、
メッセージは深いなって感じました。
さすが、直木賞の候補作になるだけのことはある
今まで直木賞や芥川賞絡みの本は読んだことないし、
読書が苦手な私が言うのはおこがましいですが