護送車の中では

1番前に座らされているから、後ろに何人くらい居るのかとか、私以外にも女性がいるかとかわからない。


前にはこちらを監視してる女性警察官と男性警察官がいる。


海の見える港でお弁当を食べて以来、警察署から出て居ないので、久しぶりに見る自由な外の世界。


いいなぁ



30分程して着いた拘置所。


事務所のような所に連れて行かれ、拘置所に預ける持ち物の確認。

それが終わったら全裸になって身体的特徴のチェック。

病院の問診票にある人型の絵に身体的特徴が記入されていく。


どこにどんなアザがある。

ここにこんな手術の跡がある。

どこにこんな絵柄の刺青がある。

ここにこんな欠損がある。などなど

留置所より細かく記入されていく。


噂に聞く

股を開いて膣の中やお尻の穴を調べるなんて事は無かった。


身体検査が終わると持って来た部屋着に着替えて、少ない私物を持って独居のお風呂に連れて行かれ、サッとシャワーを浴びていつくもの鍵の付いた扉を潜り、雑居房に連れて行かれた。