30分程で家宅捜査は終わり、お昼を食べる為に地元の警察署へ


地元警察署の社員食堂

テーブルに私1人だけ座らされて、前に置かれたのは留置所から持参のショボ弁当の携帯弁当

出店の焼そばを入れる透明の入れ物みたいなのに

白ごはんの上に竹輪の磯部揚げがボンって乗ってるだけ


隣のテーブルで定食を食べてる刑事3名


食べる気にもならなくて

箸を付けず行き交う警察官を見てたら色んな所から声がかかる。


地元の警察署だから当然と言えば当然


みわ!お前どしてこんな所いるんだ?!だの


え?!みわ?!だの


立ち止まって考えてる警察官もいた


仕舞いには署長まで私を見に来てた。


でもあの日

私を人質にしてOを誘き出した時に目に涙を溜めていた警察官が来て


やっぱりお前を関わってたんだなと苦笑いをした後


隣の刑事達に

〇〇署の〇〇です。

みわをよろしくお願いします!と頭を下げてくれた。


担当刑事達は

お前有名人だなって笑ってた。