カーチェイスの時に一緒にいた仲間が捕まって1週間くらいした日の朝
「おい!みわ!起きろ!」
私は聞き慣れない男の人の声で目を覚ました。
眠たい目をシバシバさせながら起きると
そこには顔見知りの警察官3人と母がいた。
次は私だったんだ。
下着のままで寝て私を見て
「部屋の外で待っとくから、取り敢えず着替えろ」
警察官が部屋から出て着替える私に母が
「ごめんね…お母さんが警察呼んだの…
みわがどんどん悪くなって行って、みわを止まるにはO君は居ない方がいいと思って
O君捕まえるにはみわを人質にすればO君は必ず出て来るから!今みわ家で寝てるからって警察に来てもらったの」
これは母の本心なのかどうなのか私にはわからない。
でも私は捕まるんじゃなくてOを誘き出すエサになるのはわかった。
母にサポートに連絡してその説明だけしておいてと伝言を頼んで、人質になりに地元の慣れた警察署に行った。