入院から3ヶ月した頃、遊びに来てた仲間の1人が、看護婦さんに文句を言って
看護婦さんも怖がるし、怪我ももう通院でも大丈夫だからと、大急ぎで車椅子から松葉杖に変わり
歩行補助装具も大急ぎで作られ、強制退院させられた。
退院したものの、松葉杖と装具が無ければ歩けなくて、家でも寝たきりのような感じで
装具を付けないとケンケン移動なんだけど、家は2階だからケンケン出来なくて、芋虫みたい這ってた。
でも頻繁に仲間は来るから暇はしなかった。
私が怪我をしたお陰で、働けない私の分の生活保護のお金が上乗せされたらしく、母は喜んでた。
だからスケッチブックとか買って来てくれたんだ。
母の気持ちで買って来てくれたのかも知れないけど、いい方には思えなくなってた。
退院から1ヶ月もするとゆっくりだけど、松葉杖無しの装具だけで歩けるようになり
自転車に乗れば外出も楽に出来るようになった。
そんな時に家庭裁判所から出頭命令が来た。
多分今回は帰って来れないかも…
家庭裁判所に行くと入り口に生活指導の先生がいた。
母も今回はヤバいと思ったらしく、生活指導に連絡すると、卒業してるのにわざわざ来てくれた。
案の定、結果は少年院。
保護官は付いてたけど、まだ鑑別所にも入ってないのに…
すると生活指導が裁判官?みたいな人の前で土下座をして
「みわは本当はそんな悪い子じゃないんです!」
すると母も生活指導の横で土下座をして
「今少年院に入れられるとこの子の足が治らない!」
そしたら医療少年院に変更された。
すぐにまた母が
「この子の足は今の先生じゃないと治せないんです!
もしも悪化して切断することなったら…」と泣き始めた。
生活指導や母が縋ってくれたお陰でまた保護監査で済んだ。
でも次来たら有無を言わさず少年院だと誓約書みたいなものを生活指導と母と私は書かされた。
そして事故から半年後にはもう通院もしなくて良くなり、後はリハビリの通院だけになった。