先輩やK達が卒業して、私は3年生になった。

学校は月に1回行けばいい方でK達の率いる暴走族にはいり、ぽわぁーんとして毎日を過ごしてた。

たまに夜ちゃんと家にいて、家で寝てても朝起こされる事はなく
学校に行く行かないは自由だった。

小学生の弟もよく休んで家でゲームをしてた。

たまに昼間、父が来て私達がいても何も言わなかった。

でもたまに学年指導の先生が朝から来て、無理矢理学校に連れて行かれる事もあった。

ある日、昼間家に居ると母が帰って来て、今からすぐ警察に行って!と
何でも母が盗んだ自転車に乗っていて警察に捕まったらしく、娘が乗って帰って来た
自転車だから知らないって言っといたからと…

ようは身代わり出頭。

まぁもう警察には何回もお世話になってるし、家庭裁判所にも行ってるから、今更自転車盗みの罪くらい増えたって何も変わらない。

私は出頭して
私が盗んで来て、家を置いてたのを知らずに母が乗って行きました。っと

これでまた家裁に行きました。

そんな母がよく言ってた。
「お母さんだけよ!警察のお世話になってないのわ!」