・作品概要

田中芳樹によるSF小説でベストセラー

徳間新書版:全10巻、他外伝 発行部数1000万部突破、アニメ化、漫画化

未来の銀河系を舞台に、銀河帝国と自由惑星同盟およびフェザーン自治領の攻防と権謀術数、ふたりの主人公ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーを軸に描くスペースオペラ


・人物


銀河英雄伝説
幼いころ、姉のアンネローゼが、当時の銀河帝国皇帝の後宮に召上げられ、姉を奪ったゴールデンバウム王朝と皇帝を激しく憎悪し、親友のキルヒアイスとともに、姉の奪還を目指し、ゴールデンバウム王朝打倒を誓う。

その後、帝国の軍人となり度重なる軍功により、元帥にまで昇進、門閥貴族との抗争に勝ち、ついにゴールデンバウム王朝を倒し、最愛の姉を取り戻すが親友のキルヒアイスを失い失意する。その後立ち直り、銀河系統一を目指し、自由惑星同盟と決戦、ヤン・ウェンリーと相対する。戦術戦では敗北するが、戦略戦で勝利し、ついには銀河系統一を果たしローエングラム王朝を樹立初代皇帝となる。その後、自由惑星同盟軍の再度の侵攻を退け、ヤン・ウェンリーの死を乗り越え、ロイエンタールの反乱を撃退、イゼルローン軍との和解の後、不治の病により、治世3年でこの世を去った。「戦争の天才」「常勝の英雄」


・ダーティーヒーローとして

もともとはガキ大将であったが、姉の後宮への召上げをきっかけに現体制打倒へ向かう。

また、抑え役であったキルヒアイスの死後を前後して、ヴェスターラントの虐殺では、精神的に弱い面を露呈している。

軍事の天才ではあったが、政治では天才とは呼べず数々の失敗を犯し、部下の相互不信を招いたり、死なせたりしている。


・作品概要

ビックコミックスピリッツに連載されていた細野不二彦による美術漫画

全32巻、アニメ化(DVD化)、1話~数話のオムニバス形式のストーリー

贋作専門ギャラリー「ギャラリーフェイク」を舞台に主人公である藤田玲司が登場人物と絡みながら、時に世界を駆け巡りながら絵画・彫刻などを通じて「アートとは何か?」を問いかける。(Wiki抜粋)


・人物


ギャラリーフェイク
ギャラリーフェイクオリジナルサントラ(SVWC-7250)


主人公藤田玲司は、元NYメトロポリタン美術館の天才キュレーターで、現贋作専門ギャラリー「ギャラリーフェイク」のオーナー。

ブラックマーケットに通じ、真作の盗品・横流し品を法外な値段でさばく悪名高き美術商・・・・

また、美の奉仕者としての一面ももっている。


・ダーティーヒーローとして

違法まがいの悪徳美術商という設定だが、決して守銭奴と言うわけではなく、ストーリーによっては何億もの美術品を美術館や個人に寄付したり、美の奉仕者として作品に向き合い天才的な技術、知識、センスで美術品を修復したりと一概にダーティーヒーローとは限定できない側面もある。

また、3ピースのスーツにボルサリーノ、ジッポーにタバコとダンディスム表現する一方、私生活では万年こたつにチャンチャンコを着て好物の蟹を食べる姿とギャップがある。


尚、いつか、補足・・・・

・作品概要

いわずと知れた、少年ジャンプに長期連載されている尾田栄一郎大ヒット漫画

発行巻数は現在49巻、発行部数1億4000万部を超え、アニメ化もされている。

海賊の主人公ルフィーと仲間たちが伝説の大秘宝ワンピースを求め海軍・海賊としのぎをけずる大冒険劇


・ダーティーヒーローとして

そもそも、この作品自体が、ダーティーな作品である。

主人公(ヒーロー)の目的が”海賊王”であり、海賊=悪であれば彼はすなわち

ダーティーヒーローになる。

これだけ有名な作品になると当然PTAも問題視し、発行元である集英社にも抗議もあったらしい。

そんなこともあってか、この作品の主人公と仲間たちは・・・・

”暴力をふるっても殺人を犯さない”ことが大前提になっている。

(作品中どう考えても死んでいるだろう人間も扉絵となって復活する・・・・・)

故に、あくまでも主人公はヒーローとして扱われている。


では、一方の”正義”を前提に存在する世界政府や海軍はどうだろう?

世界政府の一組織であるCP9(暗殺を許可された諜報組織)や海軍大将青キジ、葉巻に3輪バイクで登場するスモーカーなど、ダーティーヒーローのオンパレードである・・・・・


尚、今後、個々の人物についての評価をする。