寿司修行編12話
初デートの次の日もそして、その次の日も彼女はお店に来てくれた。
そして遂にお店で彼女から告白され、お付き合いを始めるようになり、俺の仕事終わりに一緒に食事に行ったり、俺の部屋へ遊びに来たりの日々を繰り返して行く中で、彼女がキャバクラを辞めて寿司屋で一緒に働きたいと言い始めた。
キャバクラと違い、給料が安いと最初は断っていたものの、それでも一緒に居られるならと彼女の方もそれなりの覚悟があったようだったので、店長に相談して一緒に働けるようにしてもらい。
彼女が住んでいたマンションを引き払い、俺の住んでいたマンションへ引っ越してきて同棲生活がスタートした。
お店のオーナーは一緒に働いてくれるのであれば、会社で新しいマンションを借りてあげると言われ、池尻に新しい2LDKのマンションを借りてくれた。
まだ双方の親には何も言ってない。
タイミングを見計らって親には報告するつもりだったが、彼女のお母さんが突然訪れ同棲がバレてしまった。
しかし、彼女のお母さんは反対もせず、娘の事をよろしくお願いしますと言ってくれ、俺は挨拶の順番が逆になってしまった事をお詫びした。
初めての同棲生活は毎日がとても楽しく、仕事も一緒で帰っても一緒だったが飽きることもなく、喧嘩もせずに平和な日々を過ごしていた。
そんな生活の中でやはり結婚を意識せざるを得なくなってきていた。
俺は結婚してもいいと思っていた。
告白は彼女からあった為、プロポーズは絶対に俺からすると決めていた。
意を決して、彼女を初デートの地『江ノ島』へドライブに誘い、そこでプロポーズした。
次話へ続く…
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