さて適度に日が空いたので第二弾。今現在僕たちのクラスは演劇のキャスト決定で色々面倒なことが起きている。正直いうと問題ではないのだがいわゆる仲良くしようぜというクラスなので、色々胃がいたい。

いかんせんキャストの方々がポテンシャルが強い方々なので。

 

と言う書き出しだけかいてから新たなる問題が露呈してはや3週間。世の中はうまくいかないものだなあと言うことを身をもって思い知ることとなった。

予告通りまずは脚本について。これは王道すぎるテーマを扱った脚本である。ジャンルとしては恋愛になる。

ここで断っておこう。私が演出になると決まったのは、脚本決定前である。少なくとも脚本が恋愛ものになるとしていれば私はのんびり制作側にでも回るつ織だった。だがしかし、脚本が未決定の状態でもしかしたら天井桟敷の脚本がやれるかもしれないし、もしかしたら透明な魚とかもできるかもしれないのだ。papers pleaseみたいな名前の映画もできるかもしれないと思ったらちょっとはやりたくなるだろう(そうじゃなくとも、もしもそのような脚本に決まったら自分で責任は取らないとなあと思っていたしそう演劇担当から言われていたので)。

 

脚本はタイトルを言ってもつまらない(正直脚本自体の質が良いのかどうかと聞かれると高校演劇むきだなあという感想くらいしか浮かばないのでYoutubeで猫ちゃんの動画を見ていた方がよっぽど生産的というか満足感は得られる)ので脚本の名前は言わないほうが良い気がする。決して脚本家への文句があるとかどうかではない(あったとしても使わせていただいているこちらが名指しで批判するのはどうかと思う)ことを注記しておく。

とはいえある程度の情報整理は必要なので内容はそこそこ書くことになると思うのだけれど。登場人物は8人。彼らの名前は万葉集にちなんでいて、そして物語中で読まれる手紙も全て万葉集からとっている。面白いところは正直ここくらいで他はよくある恋愛ものなので割愛する。真面目にその恋愛について語るくらいならεN論法で挟み撃ちの原理を証明しようと試みる方がよっぽどマシだ。εN論法が何か分からなければ、挟み撃ちの原理とはある関数が他の二つの関数に挟まれている時に、ある関数の極限値が他の二つの関数の極限値の間に存在する、と言うやつである。そこら辺をふらふらしている学生を捕まえて(理系なら誰でも良いはずだ、なぜなら大学の数学の授業の初回はこれをやるから今の時期なら大学生と名のつく理系は皆習ったはずである)挟み撃ちの定理をεN論法で証明してほしいと聞けば教えてくれるはずだ。多分。きっと。

 

さて、今問題となっているのはキャストの問題である。初期に想定された問題点は解決した(問題はなさそうだと判断された)が、新たに生じた問題は胃痛ものである。つまりはキャストの一人が練習に来ないよね、と言う話である。一度は練習に来ることと欠席する場合は欠席連絡を入れさせることを確約させて解決したかに思われたが、13日頃にキャスト内であまりにも練習に来なさすぎると言うことで話し合いが(そのキャストが練習に参加しない放課後に)行われ、(できれば自主的に)やめてくれるように所謂熱量の差で説得しようと言うわけだ。だがしかし面倒なのは穏便に済ませようとするあまりに早くきめてくれないことである。キャストの有無で脚本が変わるので早くキャスト内で解決してほしい。正直キャストに関わりたくないので。どうも他のクラスの人が演技指導をしているようなのでそこに口を出してもなあという気はするが、現状キャストの手綱が握れていないので他の大道具や小道具との連携が取れない状況にある。キャストの独立峰を放置して良いものか悩み事だ。