たまにある、死ぬ前にこの小説を読むことができてよかった、
と思うくらいの自分にとって最高の1冊だった。
伊坂幸太郎さんの作品では、
全部読んだわけではないけど、
1.砂漠
2.ゴールデンスランバー
3.オーデュボンの祈り
この3作品が好きで、
それと同等によかった。
特に、タイトルになっている、
「逆ソクラテス」がとにかくよかった。
自分の子どもが野球をやっているので、
なんとなく野球が出てくると惹かれるし。
哀愁を感じる終わり方もよかった。
伊坂幸太郎さんは伏線回収のプロだと思うんだけど、
その伏線回収が別に心を打たないこともあるし、
心臓にダメージをあたえるほどいいこともある。