- カンボジア―僕の戦場日記/後藤 勝
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なにげなく、というかなんというか、
ネットで発見して買ったのですが、
すごくよかった。
私の旦那さんが、
「懐かしいっていうのはおかしいけど、懐かしい。
みんなかわいそう」と。
これを読んだあとでは、
カンボジアで物乞いが近寄ってきても断れないよ。
カンボジアにいる時に聞いた、
「ポルポトはそんなに悪い人じゃないよ」
というカンボジア人の言葉、
初めて聞いた時は驚いたけど、
少し分かる気がする。
確かにポルポトは大虐殺をして、
恨んでいる人だってたくさんいるだろうけど、
最初にポルポトが目指していたものは、
よい国作りだったのかもしれない。
どこでどうなってあんな風になってしまったのか、
本にも書いてあったように、
ポルポトが死んでしまった後では、
その真相は誰にも分からない。
それにしても、1998年なんて、
そんなにごく最近まで、
カンボジアはこんな状態だったんだなぁと思う。
私が初めてカンボジアに行ったのは2002年のことだから、
そのたった4年前まで。
戦争って本当にいやだよ、
そう思う人がたくさんいるのに。