ノルウェイの森 上 (講談社文庫)/村上 春樹
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ノルウェイの森 下 (講談社文庫)/村上 春樹
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長い間、読もうと考えていたけど

長い間、読むことがなく、

読もうと思い始めてから、

7年ほどかかり、やっと読んだ。

宿題を終えたような、すがすがしい気持ち。

 

おもしろかった。

主人公のワタナベ君がすごく素敵で。

 

小説というのは、映画とは少しちがい、

その人の心の中の様子がよく分かり、

だからこそ、

人物に情が沸くと思う。

 

この小説は映画化されるそうで、

昨日キャストが発表されたばかりだけど、

これだけ有名な作品でファンもたくさんいるし、

批判も多いんだろうな。

 

 

ワタナベ君を演じるのは、

松山ケンイチさんだそうで、

私は合っているなと思う。

 

 

映画館で観てみたいけど、

無理かな。

 

 

小説を読み終えた後は、頭がボーっとして、

まだその作品の世界から抜け出せず、

夢の中にいるような気分になる。

 

そしてもう一度、その作品を最初から読みたくなる。

作品を読み終えた後に、

もう一度最初から読むと、

色んなことが発見でき、

また違った気持ちが生まれるからいい。

 

 

印象に残った言葉。

 

「ねぇ、あなた嘘つく人じゃないわよね?」
「まぁできることなら正直な人間でありたいとは思っているけどね」

「私って面食いの方なんだけど、あなたの顔って、ほら、

よく見ているとだんだんまあこの人でもいいやって気がしてくるのね」
「僕もときどき自分のことそう思うよ、まあ俺でもいいやって」