僕のおかしなところに、「いろんなことがよくわからない」というのがある。

「いろんなことがよくわからない」というのは、例えていうと、
「おなかが空いた」(⇔空いていない)とか、
「仕事が楽だ」(⇔忙しい)とか、
そういう感覚的なことを、「比較して感じ」、「考え」、「頭の中でめぐらし」、「言葉にする」ということができないような状態をいう。(よくわからない説明だと思うけれど。)

「仕事が忙しい」というのはかろうじてわかるのだけれど、おなかが空いたと感じたことはここの所全くない。逆に言うと、おなかが空いていない状態がずっと続いているような感じになっている。

それでも食事が全く喉を通らないかと言えば、そんなことはなくて、ちゃんと食べられたりする。



いろいろ考えたのだけど、そのような状態は、
 ・物事の状態を感じること。
   と
 ・感じた事柄を言葉にすること。
の二つの機能が極端に衰えている(発達が未成熟)のではないかと思う。

今、普段の生活の中で、こういう状態になっていることがものすごく困るというわけではないのだけど、普通の人間としてはかなりおかしな状態だし、他人との共感や、意思の疎通に大きな障害をもたらすので、直したいなと思っている。

どうして、急にこんなことを書くのかというと、自分の感覚を他者と共有したり、自分の限界を知ったり、余裕度を知ったりすることは生きていくうえでとても大切なことだと思うからだ。

今までの僕は、何でも全力疾走しすぎで、方向が正しいかどうかをゆっくり考えたり、余裕を持って走ったりすることができず、いろいろと失敗をしてきた。他人と感覚を共有したりすることもしてこなかった。

これからの人生を考えるとき(まだ積極的には考えられないけれど)、その質ができるだけ高くなるようにこういう状態を少しでも良くしていきたいと思う。