昨日(08/24)は、丸の内のCotton ClubにGonzalo Rubalcabaのライブを観に行ってきました。

http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/gonzalorubalcaba/
(注:音が出ます。)

日記-Gonzalo Rubalcaba
(Cotton Clubのある東京ビルの玄関脇にて。)

日記-Gonzalo Rubalcaba

Gonzalo Rubalcabaは初めて観たのですが、とても素晴らしいライブでした。
私が観たのは2ndステージです。

今回の来日公演は、最初の4日間(08/21~08/24)はQuintetでの公演で、最終日のみSoloという形態となっています。

昨日は、Quintetの最終日でした。本当は08/23に行く予定だったのですが、風邪をひいて体調がすぐれなかったので、翌日に変更しました。

メンバーは、
 ・Gonzalo Rubalcaba(pf)
 ・Yosvany Terry(as, ss, perc.)
 ・Avishai Cohen(tp)
 ・Yunior Terry(b)
 ・Marcus Gilmore(ds)
という布陣でしたが、誰も観たことがなく、最初は少し不安も感じましたが、みんなすごい力量の持ち主でした。

フロントはトランペットとサックスという構成で、トランペットのAvishai Cohenと、サックスのYosvany Terryは序盤は長いソロは取らずに、短いフレーズを交互に繰り出していくプレーで、徐々にテンションを高めていくスタイルで演奏をしていきました。その後、中盤から、ひとりずつ長めのソロを取って、二人ともテンションの高いフレーズを連発してくれました。

トランペットのAvishai Cohenは有名な黒人ベーシストと同姓同名ですが、別人の方です。まだ無名なのかもしれませんがなかなかよかったと思います。

サックスのYosvany Terryは外見がEric Dolphyに似ていて、淡々とした感じの人でしたが、プレーは壮絶で、凄いフレーズを連発してくれました。特にソプラノサックスのソロがとても素晴らしかったと思います。また、曲によっては、パーカッションみたいな形をしていてジャラジャラと音のするちょっと変わった楽器を振って音を鳴らしたりもしていました。

ドラムスのMarcus Gilmoreはとても切れ味の鋭いドラミングをする人で、とても気に入りました。今年観たドラムスの人の中でもかなり高い評価に入る"僕の好きな音"を鳴らす人だなと思いました。ドラムスソロもありましたが、もっと聴きたいなと思ったくらいでした。もちろんもっとも光るのは、バンド全体で演奏しているときのプレイでしたが。(調べてみると、この人は、Roy Haynesのお孫さんなんですね。知りませんでした。)

ベースのYunior Terryは終始、低く重い音を鳴らし続けて、バンドをしっかりと下支えすることに成功していたと思います。

Gonzalo Rubalcabaは積極的にバッキングにまわる場面が多かったのですが、フリーっぽい感じで調子を変える場面が多くみられました。完全にフリーで逸脱しまくる演奏が私は苦手なのですが、Gonzaloの演奏はそれほど聴きにくくはなく、とても巧みなものだなぁと感心しました。Gonzaloの仕掛けるいろんなフレーズにリズムセクションがすかさず対応して、しっかりとリズムを刻みながら、バンド全体の音を引き締めているのがとても素晴らしかったです。特にベースのYunior Terryの対応力は特筆すべきものだと思いました。

Gonzalo Rubalcabaの演奏はさすがにキューバ出身のミュージシャンと思わせるもので、速弾きの超絶フレーズも難なく弾きこなし、また、バラードを弾けばそれはワン・アンド・オンリーと言ってよいほどのリリカルで素晴らしいタッチを見せてくれました。また、バンドの中で飛び切り目立とうとするのではなく、伴奏の際はそれに徹し、ソロの際はきちんと見せ場を盛り上げるという形で、メリハリがきっちりついていたように思いました。伴奏時にフロント陣をけしかけるために挿し込む様々なフレーズもとても素晴らしかったです。

曲目はアンコール以外は、アップテンポの曲が大半で、リズムセクションがとてもタイトな演奏をすることもあって、タイトで素晴らしいキレを持ったバンドだったと思います。

アンコールはリリカルで素晴らしい曲。Gonzaloの演奏もとても美しいタッチでほれぼれとさせられるものでした。


(アンコール以外もとてもいい曲ばかりだったのですが、セットリストがなくて、曲名がわかりません。今日聞いてみようかな。。。)


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Cotton ClubのWebサイトには08/21の1stステージの動画が
アップロードされています。

http://www.cottonclubjapan.co.jp/player/100821_gonzalorubalcaba/


今日は、夜Soloを観てきます。今から楽しみです。


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Gonzalo RubalcabaはJazzを聴き始めたころからよく知っていたのですが、食わず嫌い的にあまり聴いてこなかったので、アルバムもあまり持っていません。昨日聴いたのも全曲知らない曲ばかりでした。(どこかで聴いたことがあるなぁって言うようなフレーズはあったので、カバー曲もあったのかもしれませんが。)

私がよく聴くのは、Charlie Hadenとの共演作で、以下の3作。どれもとても素晴らしいアルバムです。

Charlie HadenがGonzalo Rubalcabaと共演したきっかけは、Hadenがキューバを訪れたことがきっかけだったようですが、これほどの才能豊かな人ならHadenが見逃さないわけがないだろうなと思いました。その後、アメリカで音楽活動を行うようになりましたが、そこで残した成果がこれらのアルバムということになります。

Discovery: Live at Montreux/Gonzalo Rubalcaba

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Nocturne/Charlie Haden

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Montreal Tapes/Charlie Haden

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その他、昨年買った2007年のMonterey Jazz Festivalのアルバムもよく聴いています。Dave Holland, Chris Potter, Eric HarlandとのQuartetですが、All Starメンバーながらとても結束間の強く感じられる素晴らしいバンドです。Chris Potterの演奏も素晴らしいです。

Live at the 2007 Jazz Festival/Monterey Quartet

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2008年の最新作、"Avatar"には今回のライブに参加していたサックスのYosvany Terry、ドラムスのMarcus Gilmoreも参加しています。次買うとしたらこれかな・・・。

Avatar/Gonzalo Rubalcaba

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その他、主なGonzalo Rubalcabaの作品。
廃盤になっているものもあるようですが、どれか買って聴いてみようかなと思います。

Blessing/Gonzalo Rubalcaba

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Inner Voyage/Gonzalo Rubalcaba

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Images: Live From Mount Fuji/Gonzalo Rubalcaba

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Live in Havana/Gonzalo Rubalcaba

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The Trio/Gonzalo Rubalcaba

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Imagine/Gonzalo Rubalcaba

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