この間から、寝たきり生活を送る日が多くなっているので、

何冊か技術書を買って読んでみました。


以下、感想。

 

まず最初は、SEOに関する本。

 

 

SEOを強化する技術 エンジニアが内側から支えるサイト設計・構築術/安川 洋

Amazon.co.jp

 

 

なんだか予想していたより概要的・俯瞰的な記述が多くて、

さらさらと読めてしまった。

 

B2Cのサイトとかを構築する仕事から長らく離れているので

今のところすぐに必要になるスキルではないのだけど、知り

たかったことは、


・SEO, SEMの手法として、どのようなものがあるのか?

・その手法は、具体的にどのような技術で実現されている

 のか?

・その実装コストに対する効果はそれぞれどのようなもの

 なのか?

・効果を測定するための有効な手段はどのようなものが提供

 されているのか?

 

といったことでしたが、そこまでは触れてもらえませんでした。

 

ただ、SEOに関する要素技術を俯瞰するという意味ではとても

よくまとまった本だと思いました。

 

この本の内容をよく頭の中で整理しておけば、今後、サイト

構築時にSEO的な視点での技術注入を行う際に、有効性と

コストを検討するための元ネタにはなるかなと思いました。


しばらく離れているだけにB2Cのサイト構築もやってみたいなと

思いました。

(まあ、実働部隊というよりは、ディレクションの立場のほうが

 いいのですが。)


全体的にはお勧めな本です。

 
 

 

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次は、久々にO'Reilyの書籍。

Webサイトのパフォーマンスを上げるための手法を紹介している

本の第2弾。

 

様々な観点からWebに関わる技術に着目して、

ハイ・パフォーマンスを実現するためのポイントを挙げています。

 

 

続・ハイパフォーマンスWebサイト ―ウェブ高速化のベストプラクティス/Steve Souders

Amazon.co.jp
 

 

この本は、この下の本の続編です。

第1弾のこの本もとても興味深かったです。

 

なかなか、実現しようとなると、コストなどを勘案して及び腰に

なると思いますが。。。

 

O'Reilyは相変わらず、高い水準の良書を出し続けてるなと思い

ました。

 

 

ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール/Steve Souders

Amazon.co.jp
 

 

 

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最後は、まだ読んでいる途中ですが、Webを構成する技術の中

でも特に重要な、http, uri, html, restを取り上げて、それらがWeb

の様々なサービスを実現するためにいかなる発想の元で設計・

実装されているのかを解説した本です。

 

 

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESSプ.../山本 陽平

Amazon.co.jp
 

 

この手の本の中でも、httpプロトコルの実装を解説した本は以前

読んでいましたが、この本は、クライアントサイドのhtmlから、

データの送受信に用いられるhttpプロトコル、サーバー側の

サービス定義に相当するuri、サービスをシームレスに連携する

ための概念としてのRESTまで取り上げて、それらが組み合わさ

れて、Webサービスが出来上がっている図式を見せようとしてい

ます。

 

RESTというのは、概念的なもので、あまり追いかけようという気は

なかったのですが、この際ちゃんと頭の中を整理しておきたいな

と思っています。

 

RESTと対比して、Webのアーキテクチャとして、SOAPのことをよく

思い返していますが、SOAPがよく取り上げられるようになってから、

もう10年以上経つんだなぁと思うと、Webの進化というのは案外

のんびりしているものだなぁと思いました。

 

今、SOAPによるWebサービスは少ないでしょう。採用している事例

はあるが、本格的に普及していない。SOAが一時期、流行り言葉

になったが、僕自身はSOAの成功事例のイメージが湧かない。

 

それくらいのブームに終わったということだと理解しています。

 

その代わりに出てきたRESTが普及してきていると考えてよいだろう

と思いますが、その段階まで来るのに10年もかかったのだと考え

ると普及する技術とそうでない技術の見極めは難しいなと思いました。

 

まあ、SOAPが全くダメになったわけではもちろんないのだけれども。

 

 

 

 

サーバ仮想化・ストレージ仮想化とか、クラウドコンピューティング

の本も読もうかと思いましたが、あまり気が向かないので、止めま

した。

 

これらは少しマーケティング熱が冷めて、淘汰がある程度されて

から、改めて評価したほうがいいのだろうと思います。