「もうオレのことは忘れてくれ」
なんて…
じゃあ何故忘れられない程
傷つけたりしたの?

無難な恋愛なんて
求めてなかったから
あなたのせいだけとは
言えない
嫌いになりたいのに
思い出すのは何故か
笑った時間だけ
—だから
泣けてしょうがない

電車のドアにもたれて
コッソリ何度も泣いた
読んでるふりしてた
文庫本のページが歪んだ
窓に映る光の洪水は
空気、冷たくなればなる程
輝きを増すの
隣でカップルがギュッと
手をつないだまま
「きれいだね」って
笑い合ってた


何度指折り数えても
いつも…
どうして進んだ気がしない?
止まったままでいる

優しい言葉の方が
ずっとずっと少なかった
そんなのわかってる
はずだったのに
またあなたの言葉に
改めて傷ついて
自分を責めてる
—だけど
あなた責めてない

わたしの家の近くで
急に涙、あふれた
あなたとの思い出
1つもない場所なのに、なんで?
夕日、落ちる瞬間に
強く強く
1人だと感じた
知らない誰かの笑う声
聞こえてきた
マンションの
どこかの部屋で


まだ、あなたがすき
すごくすき
前よりすきかもしれない
諦め方とかわからない
泣いたっていいでしょ
泣いたっていいよね?


電車のドアにもたれて
コッソリ何度も泣いた
読んでるふりしてた
文庫本のページが歪んだ
窓に映る光の洪水は
空気、冷たくなればなる程
輝きを増すの
隣でカップルがギュッと
手をつないだまま
「きれいだね」って
笑い合ってた