ソンコルの湖畔でノマディックゲーム | キルギスに生きる/写真ブログ

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青年海外協力隊として、
中央アジアのキルギス共和国にて野菜隊員として活動中。
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ウラク・タルトゥシュ(Улак-Тартыш)っていう遊牧民のゲームがあります。

ウラクとは仔ヤギの事で、仔ヤギの頭を切りとった胴体を馬に乗って奪い合い、
ゴールの大きな鍋に入れたチームが勝ちというゲームの事です。

日本語名を付けるとしたら仔ヤギ奪い合いゲームとかですかね?

聞いた話によると、元はゲームではかったようです。
昔、家畜をたくさん持ったお金持ち(家畜もち?)がオオカミの被害を防ぐため、
オオカミを狩ってきたひとに家畜をやるというのが始まりだそうです。
それで、みんな競ってオオカミを狩っていたのですが、
だんだんオオカミが減り競うことが出来なくなったため、

オオカミの代わりに子ヤギでゲームを始めたんだそうです。

と、書いてみましたが、まともに話を聞いていたわけでもなく、
また記憶があいまいなので、間違っている部分も多いと思いますが、

こんな感じの起源だったと思います。


このゲームは1年半近く住んでいるぼくも一度も見たことが無かったんですけど、
それがソンコルに行ったときにたまたま見ることが出来ました。

これがまたすごいんですよ。
一応馬術競技やってたことがあるんで特に思うのかもしれませんが、
とにかく迫力があります。

馬込みに無理やり馬を体当たりさせたりしますからね。
走りながら落ちてる仔ヤギ拾ったりして片手でもって走りますからね。

さすがって感じですね。


ってわけで写真です。

草原に湖畔、そして馬に乗って駆けまわるひとびと。
なんとも遊牧民ぽいですよね。



ヤギ持って逃げる人と追う人たち


一応チーム戦なので仲間が持ってるヤギを取られないように馬群に突っ込んで邪魔したりします。



人の馬をむちでたたくのもあり。



勢い余って乗りかかってます。


カザン(大なべ)にいれれば勝ちです。



ではまた明日。





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