こんばんは!snakeです!
今日はWBC(World Baseball Cllasic)の決勝戦で、日本が韓国を下して世界一の座に輝きましたね!
本当に苦しい試合を乗り越えて頑張ってくれたと思います。
試合の速報で、映像でドキドキワクワクハラハラウキウキと一喜一憂していました。
こういう試合を冷静に見られるほど人間出来てなくて、本当に動悸がしていましたw
試合の寸評やら、韓国側への批判は別の方に任せて、自分のblogなので自分語りします。
ぼくは、野球が大好きなんです。
どれくらい好きかというと、正体隠して草野球チームに所属するほど好きです。
打てなくて、守れなくて、しょんぼりして帰宅しても、3日もするとまた野球がやりたくなるほど好きです。一人で甲子園に行って、ライトスタンドに陣取り、見ず知らずの阪神ファンと大騒ぎできるほど好きです。運動神経なんか無いのに、草野球をしようと思い立って実行に移してしまうほど好きです。
別に、阪神の選手の名前を全部覚えてるとか、成績覚えてるとか、知識は持ち合わせてません。
ただ野球というスポーツに憧れを抱き、野球がある場所に居たいという気持ちが強いのです。
あれは、もう2年前ですかね。
いろいろあって、あまり飲まないほうがいい薬に頼り始めたころですが、土日となれば朝から酒を飲み、すでにやめた煙草を吸い、いやな事ばかり考えて、ロクな事をしてない時期がありました。何もする気が起きないし、布団から出たくない。
でも、ぼくはもう少し明るくなりたくて、薬をやめて(効かなかったからやめた)、何か土日は自宅を出て一日時間を潰そうと思い立ったのです。このときばかりはフェミちゃんの癒し効果も半減していました。いや、フェミちゃんが居たから、こういう気持ちになれたのかもしれません。彼女がぼくに「楽しいことを見つけよう。」囁いたのかもしれません。
そして、出かけたのは野球場でした。
もともと阪神ファンでして、広島で暮らしているときには会社帰りに一人で広島市民球場で阪神を応援していました。スーツ姿のままレフトスタンドに乗り込み、一人で大声をあげて応援していました。
そして、時は流れて大阪に住み、たどり着いたのは大阪ドームでした。阪神のオープン戦です。客もまばらです。ゆっくりと観戦を楽しみました。最初は。
でも、ぼくの中で湧き上がってきました。
大人しく観戦なんか出来なくて、一人で出かけても応援団のマーチについていって応援しはじめました。
甲子園にも行きました。ライトスタンドは一人で行っても平気な場所でした。
同じ阪神ファン、野球好きのファンが、ライトスタンドで一緒に喜び、歌い、怒り、叫んでくれたのです。
ぼくの存在なんてちっぽけで、ライトスタンドに埋もれてなくなって、ライトスタンドそのものになった感覚でした。
そのときに頼んで飲んだビールの旨いこと。
自宅でふてくされて飲む味とは全然違う。
面白すぎるヤジと笑って返す選手(ジャイアンツ)。
それから、野球を見るだけじゃなくて、やりたくなるのに時間はかかりませんでした。
草野球をはじめてから、野球に苦しめられたり、野球に元気を貰ったり、浮き沈みが激しいです。
打てなきゃ悔しいし、エラーしたら申し訳ない。
ヒット打ったら嬉しいし、チームが勝てば最高。
たまーにピッチングして納得がいけば嬉しい。
あの時野球がなければ、今のぼくはなかった。
ぼくが好きな選手に「津田恒美」選手という方が居ます。
故人です。
広島カープのストッパーでした。現在の藤川球児投手のように直球勝負が持ち味のピッチャーでした。
ぼくは、津田選手が既に亡くなってから存在を知りました。
津田選手の言葉にあります。「弱気は最大の敵」
自分が気が弱いと知っているからこそ、言い聞かせた言葉だといいます。
youtubeなどで津田選手の映像を見られませすが、凄い闘志を感じます。
キャッチャー(恐らく達川選手)からストレートのサインが出るまで首を振り続ける姿、
阪神タイガースのバース選手に対して3球連続ストレート勝負を挑み、勢いのあまり投球後の身体が反転し、最後にはバース選手を三球三振に取り、あきれたようにバットを放り投げるバース選手。
現、読売ジャイアンツの原監督との勝負で直球勝負を挑み、最後にはバットに当てた衝撃で原選手の手首を骨折させたシーン・・・。
こんな凄まじいピッチャーが、気弱な自分に悩んでいたとは。
ぼくなんて、何の才能も持たずに生まれて、何も成し遂げずに死んでいこうとする人間ですが、
ただ、「弱気は最大の敵」これは、本当です。
いつも弱気なぼくですが、やはり弱気で居たくない。
津田選手が弱気な自分と戦いながら最後まで命を燃やして投げたように。