独占禁止法は、拘束条件付取引を禁止しています。

 

その内容は、文字通り公正な競争を失わせるような条件を付して取引することを規制しているのです。

 

これは、考えようによってはすごい規制です。

普通、契約を結ぶ場合、お互いに何らかの条件を付けます。その条件が「市場での競争を失わせる」と判断されると独占禁止法で規制が加えられるのです。たとえば、独占禁止法では排他条件付取引というのも規制されていますが、これは「自分以外の者と取引しないことを条件とする」ことを規制しているのであり、ある程度は何が規制されているのかわかりやすくなっています。

 

しかし、拘束条件付取引は「市場での競争を失わせる」条件を付けると規制されるというのですから、非常に漠然としています。取引の条件が市場での競争にどう影響するかなんてすぐにはわかりません。

 

なので、どんな取引でも規制の対象とし得る、そんなジョーカー的な存在が拘束条件付取引の規制だと思います。