No.36 『はじきの法則』なんて教えちゃダメですよ | 小学生・中学生の読解力を限りなく伸ばすには

小学生・中学生の読解力を限りなく伸ばすには

小学生・中学生の国語読解力を伸ばす活動をしています。
そのコツを少しずつ紹介していきます。

こんにちは。読解力向上委員会の二宮です。



「うちの子、読解力がないから算数の文章題が
ぜんぜん解けません。」

そういうお子さん、確かにいらっしゃいますね。


そういう子には、図を描かせるといいですよ。

正しい図が描ければすぐに解くことができますし、
そうでなければ、どこでつまずいているかが
一目瞭然です。


図解をするということは、通常は見えないものを
見えるようにするということなのですね。


これを『はじきの法則』などという公式にして、
ブラックボックス化してしまうから、
算数があまり得意ではない子が嫌いになって
しまうんですよね。


もし、あなたのお子さんが算数が苦手なら、
この続きもどうぞ。


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では、最初に、速さの問題を例にしてみましょう。
実際の私の授業をお聞きください。

「人間の歩く速さって知っている?」

たいては誰も知りません。


「じゃあ、車に乗っている人、車はどのくらいの速さで
走ってる?」

「40キロくらいかな。」

「何速? 時速?分速?秒速?」

「時速。」


「そうだね。では人間の歩く速さはだいたい時速4キロ
です。車の10分の1だね。これは覚えておいてください。
では、時速4キロで3時間歩いた図を描いてください。」



       12km

4km
|-----------|----------|----------|
1時間

3時間


本当は、“ここからここまで”という記号を上の図の数字
の前後に入れたいのですが、テキストベースではいい方法
が思いつきませんので、省略。
(どなたか、こうすればいいよ、という方法があれば
教えてください。)


「さて、上手に描けましたね。
ではその図での質問です。
12kmって何ですか?」

「道のり・距離。」

「そうですね。
では3時間って何ですか?」

「時間。」


「はい。ではもうひとつの速さはどう書いて
ありますか?」

「4km。」

「4kmだと、道のり・距離かもしれませんよね。
だれか速さをどう言えばいいかわかりますか?
図に描いてありますよ。」

「1時間で4km。」

「はい。いいですね。もっとかっこいい言い方が
できる人。意味は合ってますからね。」

「時速4km。」

「おお、かっこいい!
そう、時速4kmということは1時間で4km進むという
ことですね。だから速さです。」


(本当は、ここで分速・秒速についても触れますが
今回は長くなるので省略します。)



「では、簡単な問題を出します。
(12kmを隠して)道のりがわからないとします。
つまり、“時速4kmで3時間歩くと何キロ歩きますか”
という問題はどう解けばいいですか?」

「4×3で12km。」

「はい、そうです。


では、それを公式として言ってみて下さい。」

「速さ×時間=道のり」

「そうです。この公式は覚えなくていいです。」

(この後、残り2つについて同様に進めます。)


「では一番重要なことを言います。よく聞いて
ください。道のり・時間・速さの3つのうちの
どれかを問題では質問されます。
ということは、残りの2つは必ず問題文に書いて
あります。
ですから、


1)3つのうち、何を出せばいいのか?
2)残りの2つはどこに書いてあるのか?
に注意して問題文を読んでください。


そして、その後は、この図に従って
公式を見つけ、解いていくんですよ。
では、問題、始め。」


いかがでしたか?


こんな風に、まず“できる”ようにさせてあげることが
最初にすべきことなのです。


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「読解力をつけるには読書をさせてください。」
こんな指導をされていると、子どもがかわいそうです。
塾の講師として、同業者に嫌われたり憎まれたりするかも
しれませんが、あえて、生徒の読解力を伸ばすことができない
国語の先生に対して宣戦布告をしていきます。

応援メール、またはもしそれは違っているとお考えなら
反対メールもお待ちしております。

tomo ★ dokkai.jp (★を@に変更してください。)

よろしくお願いします。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。

二宮 智宏