BL作品を紹介しています。実在する人物・団体等に一切関係ありません。


 

 

藤堂編☆2冊目

誓いはウィーンで 龍の宿敵、華の嵐 (講談社X文庫) 誓いはウィーンで 龍の宿敵、華の嵐 (講談社X文庫)
 
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@樹生かなめ

「逃さないから覚悟しろ。お前は俺のものだ」

そんな言葉で藤堂和馬を縛るのは、ロシアン・マフィア「イジオット」の次期ボスと目され、その冷酷さゆえに冬将軍とも呼ばれる、どこまでも規格外の男・ウラジーミル。彼は藤堂を愛人と言って憚らず、昼夜貪るように抱く。その執着の深さに藤堂は戦慄し、離れようとするが……。そこへ、藤堂の存在をウラジーミル唯一の弱点と見なした襲撃者たちが現れて!?《Amazonより》

 

【 誓いはウィーンで 龍の宿敵、華の嵐 】著:樹生かなめ

いつの話?と思ったら「賭けはロシアで」の後、シャチ絡みで清和くんがタイで一回死んだ頃でした。

イジオットは、次男・アレクセイの死により、三男・セルゲイが後継争いに参戦し内紛。

ウラジーミルは、イジオットのボスの座より藤堂を選び影武者を立て殺,されることに…。この影武者がウラジーミルに忠誠を誓うミハイルで殺される事前提だったので切ないのに、それがまたセルゲイに寝返り、藤堂を求めウラジーミルを裏切った事により藤堂に暗殺されてしまうという哀しい最期;;

裏切られ続けたせいで裏切ることができなくて、自身が自由になるチャンスを棒に振りウラジーミルを自由にしようとした藤堂。

見捨てられない藤堂がウラジーミルからどうやって逃れるのか!?ドキドキでした。ウィーンで熱烈なウラジーミルを躱しながら痴話喧嘩しながら、ウラジーミルの死が公表されないまま潜伏生活。そして漸くウラジーミルの身代わりで動いていたセルゲイがイジオットに戻れと登場。ウラジーミルが素直に戻る訳もなく、イジオットを敵にて生きてられるわけもなく…藤堂編前巻の「賭け(シャチが裏切ったらウラジーミルが藤堂のものになる、裏切らなかったらその逆)」の結果が出て勝った藤堂は、ウラジーミルを藤堂のものにし、イジオットの皇帝になれと命令。その代わりに教会で「誓う」事になりました。

「命ある限り愛し続ける」言葉だけならと言いながら求められるまま誓いのキスも与えた藤堂。

それでウラジーミルはロシアに戻ることになります。

でも、縁が切れるわけではありません。

ウラジーミルは藤堂のものになりましたしね(^m^)

それでも桐島が大事なのには変わりなく、ウラジーミルへの愛もない様に振舞ってます。ですが、実際の所、判りません。

親に殺,されかけた過去が重なる同士で、他人にはない共感があって、愛人を囲う事も拒絶し藤堂だけを愛し守りろうとする傲慢一途なウラジーミルに困って見せつつ、悪感情もなかったし。

徐々に絆されていってるように思います。気のせいでしょうか。

たから、離れるのも一時的とか?

本編ではまだ一応離れてますけど、この二人どうなるんでしようか。

ただ、桐島との関係も好きなので困るんですよね。汗

 

 

SSカード<魔性の男>

本当に藤堂はウラジーミルの愛人か?骨抜きか?

信じられないセルゲイは側近に探りを入れるも皆愛人だと認めサムライ美少年を賞賛。魔性の男っぷりの浸透に不機嫌になりつつもマシンガンを発射しない自分を褒めた立てたウラジーミルでした。

 

こみP<ロシアより、本当の愛について>日本の愛を学べ!「鬼嫁とかかあ天下が日本における最高の愛の形」日本のアニメを見てウラジーミルにヘタレ亭主になれと大真面目に迫った側近マクシムと部下たちは日本式の愛の形を熱く語ります。

体力&精力不足の藤堂に蛇酒を飲むよう勧めたら、飲むどころか見る事も出来ずに卒倒。

大和撫子に鬼嫁は無理!となり、「藤堂はメイド、ウラジーミルはご主人様」が新たな日本式の愛の形だと議論し始める始末。

魔性の藤堂のせいで部下がみんなおかしくなってました(^m^)

 

そんな部下たちは放置。

姫は王子のキスで目覚める。。。気絶した藤堂にそっと口づけをしたウラジーミルでした。

可愛い所を見せられると益々困るわぁ(^~^)

ドキドキドキドキ

 


 17/10/01 164頁

同人誌【 CAFE 】著:樹生かなめ
講談社ホワイトハート『龍&Dr.』シリーズ『「賭けはロシアで』『誓いはウイーンで』番外編。
銃口を向けるべき相手を間違えた?
恋だと気づかずに恋に落ちた?
惑わせたのは魔性の男?
惑わされたのは冬将軍?
魔性の男と冬将軍が手に手を取って命がけの愛の逃避行?《樹生さんサイトより》
 

 

同人誌【 CAFE 】著:樹生かなめ


恋や愛に溺れるな

それがロマノフの血が流れるイジオットの教え。。。

 

<1>なぜ助けを求めないのか…。(藤堂が忘れてたからw)

清和くんに負けウィーンに逃亡中の藤堂の元に駆けつけるウラジーミル。

不能の噂があったウラジーミルに愛する人がいて心底喜ぶ側近のイワンとマクシムが楽しいです。


<2>ウラジーミルの愛人に不満のスタニスラフはマクシムにぐちぐち文句。

「愛の前に性別・人種は関係ない」

そう言い切ったマクシムに拍手を送りたいです。素晴らしい~

でも藤堂を一目見たら「綺麗だな」と罵っていたのが嘘のように忠誠誓うスタニスラフ。藤堂の魔性恐るべし。

 

<3>ミハイルのお話☆

ウラジーミルに忠実だったミハイルがなぜ裏切ったのか。
ロマノフの血を引きながらも自分の立場に不服もなかったミハイルが、藤堂に一目惚れし、藤堂を連れたウラジーミルを初めて羨んでから歯車が狂っていった模様。

藤堂に溺れたくても溺れられない。

気づかれたら身の破滅。(ウラジーミルは気づいてたけど)

忘れようとしウラジーミルに健気に尽くすミハイル。
そこに影武者の声が掛かり、藤堂のそばで過ごす事になり、手が届きそうで届かない恋に苦しみながら影武者に徹していたミハイルに悪魔の囁きが!

「藤堂を助けたい」

セルゲイのその一言に唆され、藤堂を手にいれる最初で最後のチャンスだとウラジーミルを裏切ったのでした。

セルゲイめっっっo(>ロ<o) (o>ロ<)o

愛する藤堂の手に掛かって切ないけれども、ウラジーミルに殺,されるより良かったんじゃないかと思います。゚(T^T)゚。


<4>影武者を殺,しウィーンに逃避行中の二人。
行く先々で男を魅了する藤堂と

口説いてくる彼等を抹殺しようとするロシア系アメリカ人・ウイリアムになりきれないウラジーミルの攻防。
カフェ・レストラン・オーケストラ、伯爵・お金持ちのぼんぼん…それはそれは次から次に。

なんかもう「俺のもの、俺のもの」言わなくちゃいられないウラジーミルの気持ちがわかってしまった気がします(´0ノ`*)

 

とにかく始終「俺のもの」と言い続け、藤堂と会話のキャッチボールもままならない俺様ウラジーミルでしたが、ミハイルの恋心や屋敷の裏切者やその事情にもきちんと気づいていたり、意外と周りが見えておりました。

傲慢で暴力的で、敵に回すと怖いけど、トップの器なのかも?

 

さて、二人の行く末はどうなるんでしょうか…。

ドキドキドキドキ

 

ゆたか