ひより、お前がバイオリンなしじゃダメなら、俺はバイオリンやってるお前を抱くから。心配しなくていい


本日ひより日和 (ディアプラス文庫)/五百香 ノエル
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ダークラブの【 隷 属志願 】09/09/09up) を読んですさんだ心を癒すべく手にした作品デスww

って既に・・熟成されまくりでございますね。汗


【 本日ひより日和 】 ( ディアプラス文庫 著:五百香 ノエル ill:一之瀬綾子 )

同級生 ■□■ あらすじ ■□■ 金茶色の髪をライオンみたいにキラキラなびかせなせる少年。虎鉄は生まれついての王様のように横暴で、誰も彼も虜にしてしまう。そんな虎鉄が自分から気をひきたいと思うのは、清楚で可愛くて中身はちっとも可愛くないひよりだけ。けれど衝突ばかりの二人がようやく親友になれた13歳の冬、ひよりは一人、孤独とバイオリンを抱いて虎鉄から離れようとして……?《裏表紙より》


素直になれない意地っ張りの幼馴染ラ~ブ。キター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!


小学校3年生で転校してきたひより。

そのひよりを可憐な女の子だと思い、仲よくなりたくて即手を差し出した虎鉄でしたが、実は男の子で・・。(^m^)

自分が冷やかされるのを避けるために、虎鉄はひよりを苛め始めます。


最悪の出会いデシタ!!


王様でクラスメイトを従えて、靴を隠したり教科書に落書きしたり…キング オブ オコサマ;

でも、こっそり折れて(るつもりw)仲直りしたいし独占したい虎鉄。


素直じゃないひよりは、そんな虎鉄に反発し一切折れません。逆に尖がっていきますから。

清楚で可愛い見た目と違いものすごく頑固でね・・このギャップは凄いかもしれませんww

(そんなひよりが大好きですっ☆)


だから…コドモだからこそ、男同士だからこその殴り合いもしちゃいます。

友達になるのも一苦労です!!

二人とも意地を張るにもほどがあるでしょう!!!!!


その後、13歳でやっと親友になりましたが、劇的に変わることはありませんでした。

言いあいするするっ☆意地をはるはるっ(さすがに殴り合いはしませんがw)


お互いに相手のことばっかり気にしてるのにいつも自分中心に考えて!!

だから、その気持ちがなんなのか気付かないんですよね。(ノ_・。)


そして物語は動きます。


両親の離婚で母親の籍に入るひよりは、バイオリンでドイツ留学することになります!

寂しくて心細くて居場所がなくて…

ひよりが辛くて虎鉄にすがりたい時に、面倒そうに上っ面な励ましをして放り出してしまう虎鉄でした。


もう、帰れ風邪ひくから

自分の居場所くらいわかるだろう?


「ドイツになんか簡単に行けない」と思ってた虎鉄にはそんなつもりはなく、「自分の傍にいればいい♪」なんて軽く思いながら、ひよりを泣かせたくなかっただけなんですけど・・。

だから、泣きやませて、とにかく家に帰せば大丈夫だろう。なんて、ただ浅慮だっただけ(><;)



それが二人の道を大きく分かつことになります。

13歳のコドモに何ができるのか。何も出来ない事をひよりはよくわかってました;


でも、去っていくひよりの辛さと、何も言えなかった虎鉄の悔しさと言ったら…;;


なんでしょう!

とにかく蒼くて切なくて…

ほのか~にピンクで、ほんのり甘くて…

心の矢印はお互いに向き合ってるのに、表面では必死にソッポを向いてる感じが、ジレッタくてた まらないんです~。虎鉄もひよりも可愛すぎですっっっ!!


多分、町中の人気者じゃなくて普通のコだったら、仲介してくれる友達もいただろうし、他に目を向ける機会もあったと思うんですけど…良くも悪くも、虎鉄もひよりも目立ち過ぎで!

友達として取り持ってくれるコがいないんですよね;;

美人の幼馴染・ティナは真剣に虎鉄が好きで、ひよりが邪魔でしかなかったし!

離れることになって初めて気付くことがたくさんありました。



そして3年後、二人は再会することになり、(コンクールに優勝したひよりのお披露目だったかしら?)

そりゃあもう色々と最高潮ですよね。腐腐腐っ


忍び込んだ先がまたドキドキでさらに大興奮!!

二人が(バイオリンとピアノ)レッスンに通ったレッスン場。出窓がある・・伯母の家の離れです//

カントリー調(多分w)の堅いベンチの上(ノ^^)八(^^ )ノ ←だからナニww


16歳なのに言うことがえ ろいとか、最中に話し過ぎて逆にこっちが恥ずかしい//とか・・

イチャ☆ラブ描写はさすが五百香さんだな~!とニンマリでした。


ええ!長い喘ぎも慣れたら逆にイイもんですっっ////( ̄▽+ ̄*)腐腐腐っ(え



でもでも…一筋縄でいかないこのお話し!!!


抱き合った翌朝


『虎鉄へ――

飛行機の時間があるので帰ります。

虎鉄のことがずっと好きで、一緒にいられなかった3年間は本当に寂しくて辛かった。

でも僕はこれからもずっとバイオリンを続けて生きていたいのです。

君の気持ちの変わる瞬間にそばにいることはできません。

僕は大丈夫。

君の幸せをずっと祈っています。

―――――――ひより』


幸せ気分で目覚めた虎鉄の前にあったもの。それは別れを告げる一通の手紙だけでした。

虎鉄のショックは量り知れませんが…涙

またしても別離が待っておりました。


人の気持ちは変わる…虎鉄がひよりの両親の離婚時に言った言葉が引っ掛かってて…。

(3年も前の言葉なのに…可愛い顔してひよりは結構根に持つタイプですw)

虎鉄はモテモテだし、飽きられて捨てられる…そうなったら生きていけない。。。

ひよりは逃げてしまったんですね;;




ドイツのひよりの傍には、13才の頃からお世話になっている先生・マルクがいます。

音楽面でもプライベートでも面倒をみたいと手を差し出してくれている真摯な紳士www


虎鉄と別れたひよりが一人で耐えられるのか・・

置き去りにされた虎鉄が何を思い、どう行動するのか・・


ココからがもうめちゃめちゃ良かったですっっっ!!!!!!!

最後のイラストには泣~け~ま~し~た~。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



ドキドキドキドキドキドキ



ダークラブと聞けば単純にニヤニヤするゆたかですが…

やっぱり青春真っただ中の、若さ迸る爽快なお話しにも心踊らされるゆたかでしたwww



ゆたか


別離後、マルクに流されそうでも一人堪えてたひよりですが、虎鉄は自棄になり引きこもり、荒れ狂い考えます。

家族や親戚、友人の声は耳に入りません。どん底で自殺も考えるほど;;

色んな人に叱られ諭されて…「どうしてもひより君じゃないとダメなの?」伯父の言葉で思い出します。

『どうしても』ひよりと一緒にいたい!!!

そこで初めて自分のことばっかり考えてた虎鉄が、ひよりを想い、ひよりのために行動を起こします。


ひよりを愛してるなら、ひよりの幸福を本当に求めているなら、彼だけに決断を迫るのは間違いだった。

学校を辞め、ピアノのレッスンを再開し、バイト(クラブのピアニスト)し、生きる自信を取り戻しました。

ひよりの傍にいるだけでなく、人格や生き方を受け入れ尊重すること…新たな愛し方に気づき、ピアノ・語学・社会常識を学び、再スタートさせました。

そしたら…後はもう、ドイツに追いかけて行って!!!!甘甘ですよぅ//

その10年後には、コンクールで評価を得、日本に凱旋するほどのピアニストになります。

なんてったって虎鉄は天才ですからね。(^m^)


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★今まで読んで来たノエルさんのイメージとは全然違いますねw