ひとは病気になると全てにおいて弱気になる。

病気とは、ココロの病も含めてだ。


私は膵炎ですが、定期検診がとても辛い。

自分が飲みすぎたせいだ。そんなこと100万回思った。


病院で、夕方の風に吹かれながら自分がこのまま消えて行くときの想像をした。

泣こうと思わないのに涙が出そうだった。

こんな生暖かい風にあたって、すべてが終わる時の想像をしたらとてつもない悲しみに襲われた。

体験したことがない気持ちだった。


父もこんな気持ちだったのだろうか。

末期がんの父が闘病中、私はこんな気持ちがこの世にあることす、想像しなかった。


また自分を責める。



私の患者さんが昨日、救急搬送された。

具合が悪いと私に電話があったのだ。

すぐにかけつけ、救急車を呼ぶことにした。


患者に対して、お酒の飲み過ぎというだけで相手にしない医師は多い。

仕方ない、自分のせいだ、ほかにもっと辛い思いをしてる患者が先だ、等。


医師としてそういう医師を責める気はないが

お酒やギャンブルをはじめ、依存症になるメカニズムを勉強すべきだと心の中では感じる日々だ。

たばこだって立派な依存症なのだから。