宗像大社(福岡県宗像市)伊勢神宮

宗像大社は、沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮(総社)の三社の総称であるが、現在では「辺津宮」のみを指す場合も多い。筑前大島には沖津宮遥拝所(瀛津宮)もある。地図上で辺津宮から11km離れた中津宮、さらに49km離れた沖津宮を線で結ぶと、その直線は145km離れた朝鮮半島釜山の方向に向かう。古代から大陸と半島の政治、経済、文化の海上路であった。古くから海上・交通安全の神としての神威にちなみ、信仰されているが、現在では海上に限らず、道主貴の名のもとにあらゆる道、陸上・交通安全の神として信仰を集めている。

宗像大社は天照大神の三柱の御子神をおまつりしています。三女神のお名前は 田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)と申し上げ、田心姫神は 沖津宮(おきつぐう)、湍津姫神は 中津宮(なかつぐう)、市杵島姫神は 辺津宮 (へつぐう)におまつりされており、この三宮を総称して「宗像大社」。


宗像大社辺津宮 



太鼓橋


手水舎


神門





本殿(第一宮、イチキシマヒメを御祭神とする。宗像氏貞の建立で、中津宮の本殿を参考したといわれる。重文)

拝殿(切妻屋根、宗像宮の額がかかる。小早川隆景の建立。重文)


高宮祭場、第二宮、第三宮へ



末社(江戸時代初期の建立、神郡宗像にあった神社をまとめたもので、本殿の外周りに121社ほどある。)


神木椿の木


絵馬堂



神宝館
神宝館”は、神の島とも呼ばれる“沖ノ島”で行われた古代祭祀遺跡の発掘調査により出土した、4~10世紀頃のものと見られる10万点もの奉献品を収蔵・展示するために開館されました。その中の8万点を超える出土品は国宝に指定され、学術的にも高く評価されています。

三角縁神獣鏡などの多くの鏡をはじめ、儀式用の幡などを下げる「金銅製龍頭」や陶器「唐三彩長頸瓶」、朝鮮半島の新羅(しらぎ)で作られた「金製指輪」やササン朝ペルシャ製のカットグラス片など千数百年も眠り続けた秘宝を一堂に展示しています。
神宝館でこちらの2冊を買いました♪


2014年の夏に東京の出光美術館「宗像大社 国宝展」で見た記憶が鮮明に残っていて再会できて興奮しました
。また出光美術館に展示されていなかった品もあり大満足でしたいいねぇ~
(2014年9月21日の記事にアップしてあります。)



福岡県やその周辺では宗像大社のステッカーを貼った自動車が多数見受けられるほか、新車を購入した際に祈願殿にて御祓いを受ける人も非常に多い。また、車に装着する交通安全のお守りは宗像大社が発祥であ
る。
ということで、御守りを受けてきましたらぶ2


時間がなく辺津宮だけの参拝でしたが、良い参拝ができました。
参拝し感じたのは、創建より長い歴史とともに篤い祈りが捧げられてきた宗像大社において、昭和の第二次世界大戦の後、荒廃していたという。その境内は赤間(宗像市赤間地区)出身で、幼い頃より宗像大社を崇敬していた実業家、出光佐三の寄進により整備され、沖津宮のある沖ノ島祭祀遺跡の調査発掘に際しては国に働きかけるなど尽力したとされ、また多くの人たちの信仰が実を結んだ形として今年は、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして、世界遺産に登録され、新たな宗像大社の歴史が開かれように思います。そんな記念すべき年に参拝できて良かったですラブゥ


翌日、太宰府へ続くふふ・・・