本日の夕食。
「千明」
「んあ?」
口の中にこれでもかという程食べ物を詰め込んでもしゃもしゃと咀嚼しながらも箸は次なる獲物を捕らえつつ、丈瑠の方に視線を向ける。
「そんなに1度に詰め込むな。飯は逃げん」
半ば呆れ顔で丈瑠が呟いた。
相変わらずシンケンジャー全員で夕飯を食わされていたのだ。
暫く口の中の食べ物と格闘していたが、よしと納得しごくりと総てを飲み込み。
「いいだろ別に。俺は口の中にわあーっていっぱい美味しいもんを詰め込んで食べるのがスキなの!ったく食べ方まで文句つけやがる‥」
と反論しながらも新たに玉子焼きを口の中に放り込んだ。
「ガキ」
茉子が味噌汁をすすりながら呟いた。へーへー構いませんよ。
「殿の言う通りだぞ!!千明!!食事ひとつにも侍としての心得が在るものだ!!」
「嫌やあ~。流さんご飯粒飛んではるー」
きったねーなと流ノ介を呆れて見てると。
丈瑠がまだじっとこちらを見ているのに気が付いた。
「ついてる」
「にゃにが?」
更に煮豆と鶏肉を口に放り込みながら丈瑠と喋り続ける。
そこで丈瑠はふう‥と溜め息をつき。すっと立ち上がる。
俺の真横にすとんと座り。
「ここについてる。って言ったんだ」
するりと丈瑠の長い指が俺の頬を掠める。
そのまま指についた米粒を丈瑠は迷わず自分の口に咥えた。
「ゴファッ‥!!!」
と変な声と共に俺と流ノ介は口の中の総てのモノを思わず吹き出した。
(こ。こいつ今食った?俺の弁当‥!!)
一瞬にしてその場が凍り付いたのは俺のせいじゃ無いはずだ。
「何をしてるんだ‥」
丈瑠は黒子がさっと差し出した布巾で俺の吐き出したモノを片付けて行く。
「おまっ‥お前が変な事すっから‥!!」
と口を拭うと丈瑠はきょとんとして。
「何が変な事なんだ?」
と小首をかしげる。
同意が欲しくて周りを見渡したが茉子は無言で飯を食べ続け、ことはは流ノ介の吐き出したモノを片付け、流ノ介はまだ咳込んでいる。
「お‥お前が俺の米粒食ったから‥!!」
「そこまで卑しいのかお前は」
「違う!!そうじゃなくて‥!!」
「そうじゃなくて?」
「‥恥ずかしい事すんなよ‥!!」
と思い切り箸を振り下ろしながら叫んだ。
すると丈瑠はますますわからないという顔をして。
「何が恥ずかしいんだ?」
とさらりと答える。
「だから‥っお俺の米粒食うとか‥!!」
と絞り出すと。
「そんな事いつも爺がしてくれていたが。千明は恥ずかしかったのか。すまんな」
瞬間、丈瑠以外のメンバーがばっと彦馬の爺さんの方を顧みる。
すると彦馬はわざとらしく、ごほん!とひとつ咳をして。
「殿。千明等に構わずどうぞ夕食を‥」
と丈瑠を促した。
(あ!ごまかしやがったこのジジィ‥!!)
「とっ殿‥!!わたしもただ今顔中に米粒がついておりますが‥!!」
「お前のはつきすぎだ」
と流ノ介が袖無くされている。がくりとあからさまに落ち込んで見せるが誰も助け船を出さない。
食事中にも気が抜けないのかとげんなりするがふと丈瑠を見るとなんだか楽しそうにふわふわと笑っている。
余りのあどけなさにまあいいか‥と思ってしまう。
まだまだ丈瑠には勝てねえなと思った夕食だった。
FЁLTさんお誕生日おめでとうございます緑赤SS。
\(^o^)/
くだらなさ100%。
「んあ?」
口の中にこれでもかという程食べ物を詰め込んでもしゃもしゃと咀嚼しながらも箸は次なる獲物を捕らえつつ、丈瑠の方に視線を向ける。
「そんなに1度に詰め込むな。飯は逃げん」
半ば呆れ顔で丈瑠が呟いた。
相変わらずシンケンジャー全員で夕飯を食わされていたのだ。
暫く口の中の食べ物と格闘していたが、よしと納得しごくりと総てを飲み込み。
「いいだろ別に。俺は口の中にわあーっていっぱい美味しいもんを詰め込んで食べるのがスキなの!ったく食べ方まで文句つけやがる‥」
と反論しながらも新たに玉子焼きを口の中に放り込んだ。
「ガキ」
茉子が味噌汁をすすりながら呟いた。へーへー構いませんよ。
「殿の言う通りだぞ!!千明!!食事ひとつにも侍としての心得が在るものだ!!」
「嫌やあ~。流さんご飯粒飛んではるー」
きったねーなと流ノ介を呆れて見てると。
丈瑠がまだじっとこちらを見ているのに気が付いた。
「ついてる」
「にゃにが?」
更に煮豆と鶏肉を口に放り込みながら丈瑠と喋り続ける。
そこで丈瑠はふう‥と溜め息をつき。すっと立ち上がる。
俺の真横にすとんと座り。
「ここについてる。って言ったんだ」
するりと丈瑠の長い指が俺の頬を掠める。
そのまま指についた米粒を丈瑠は迷わず自分の口に咥えた。
「ゴファッ‥!!!」
と変な声と共に俺と流ノ介は口の中の総てのモノを思わず吹き出した。
(こ。こいつ今食った?俺の弁当‥!!)
一瞬にしてその場が凍り付いたのは俺のせいじゃ無いはずだ。
「何をしてるんだ‥」
丈瑠は黒子がさっと差し出した布巾で俺の吐き出したモノを片付けて行く。
「おまっ‥お前が変な事すっから‥!!」
と口を拭うと丈瑠はきょとんとして。
「何が変な事なんだ?」
と小首をかしげる。
同意が欲しくて周りを見渡したが茉子は無言で飯を食べ続け、ことはは流ノ介の吐き出したモノを片付け、流ノ介はまだ咳込んでいる。
「お‥お前が俺の米粒食ったから‥!!」
「そこまで卑しいのかお前は」
「違う!!そうじゃなくて‥!!」
「そうじゃなくて?」
「‥恥ずかしい事すんなよ‥!!」
と思い切り箸を振り下ろしながら叫んだ。
すると丈瑠はますますわからないという顔をして。
「何が恥ずかしいんだ?」
とさらりと答える。
「だから‥っお俺の米粒食うとか‥!!」
と絞り出すと。
「そんな事いつも爺がしてくれていたが。千明は恥ずかしかったのか。すまんな」
瞬間、丈瑠以外のメンバーがばっと彦馬の爺さんの方を顧みる。
すると彦馬はわざとらしく、ごほん!とひとつ咳をして。
「殿。千明等に構わずどうぞ夕食を‥」
と丈瑠を促した。
(あ!ごまかしやがったこのジジィ‥!!)
「とっ殿‥!!わたしもただ今顔中に米粒がついておりますが‥!!」
「お前のはつきすぎだ」
と流ノ介が袖無くされている。がくりとあからさまに落ち込んで見せるが誰も助け船を出さない。
食事中にも気が抜けないのかとげんなりするがふと丈瑠を見るとなんだか楽しそうにふわふわと笑っている。
余りのあどけなさにまあいいか‥と思ってしまう。
まだまだ丈瑠には勝てねえなと思った夕食だった。
FЁLTさんお誕生日おめでとうございます緑赤SS。
\(^o^)/
くだらなさ100%。