子供達への報告の後、兄へと病気の報告をした話。
『いきなりだけど、電話してもいいかな?』LINEで連絡。
『いきなりどうした?いいよ』
お互い実家に住んでいた時は大の仲良し。
自分の部屋で過ごすより、兄の部屋で過ごすことが多かった。
反抗期でも、優しかったし、親には話せないこともお互い相談したり。
家では子供達に聞かれるので、夫に子供を任せて、お散歩しながら電話してみる。
『急にどうした?元気してる??』
大人になってからは、さすがに会う機会も減ったから、いきなりの電話に動揺する兄(笑)
『ごめんごめん、ぼちぼちかな?』
元気ではないし、いきなりでは言い出せない私
たわいもない話を暫くして、切り出したい私は…
『さて、、、、私は何で電話したでしょうか!?』
話ヘタか
知らんわ!!と言いたくなるけど兄は笑ってくれたな。
考えながら
『う~ん…………もしかして離婚…かな?』
そっち!?
『あ、違う違う、そっちじゃないよ!』
『……もしかしたら病気…とか?』
『正解~~なんか、乳ガンになっちゃったよ』
何でもないような声で伝えました。
泣くのを堪えながら、バレないように小走りしながら。
兄は軽く伝えた私とは違い
『ごめん、正直いきなりで、何て言ったらいいのか。』申し訳なさそう。
『いや、こっちこそごめんね!一応伝えておこうと思ってさ』
こんな感じで電話を切った。
後日兄は連絡をくれて、腫瘍内科(抗がん剤の担当)先生の初診に一緒に行くと連絡が。
待合室で鞄から分厚いファイルやらノートを出して、
そこには、乳ガンの事が沢山書いてあってマーカーも沢山引いてありました。
診察室で夫と兄に挟まれて後ろで座る私(笑)
先生が最初に
『おもちさんは遠隔転移はないので、目標は根治です』
夫と兄が同時に頷いて、兄がノートに
『根治』と書いているのが見えました。
大人になっても世話が焼ける妹でごめんね。
本当に私は恵まれてるな。