有機物はどれくらいの時間「腐敗(発酵)」しない状態を維持できるのか、ということに非常に興味を持っています。自然界では、土へ還る有機物は腐敗しないことが分かっています。しかし、発酵を伴っていることも分かっています。

そこで「ある溶液にりんごを一ヶ月浸漬する」簡易的な試験を行い、様子を確認してみました。水道水や井戸水ですと数日で腐敗することは容易に想像できます。さて、どんな結果になったでしょうか？

１、ある溶液にスーパーで購入したりんごをカットして浸漬しました。本来は丸のまま保存することを望んでいますので、より厳しい条件となるようにカットして浸漬しました。

２、一ヶ月後の様子です。

溶液が少し濁っていましたので、りんごの養分が溶出したものと推測しましたが、「悪臭」の発生は全くなく、「大腸菌群」の検出もありませんでした。

３、りんごは、一か月前と同じように鮮度が保たれていてシャキシャキでした。

今回は１か月のあたり試験でしたが、三か月、六日月、一年と試験を実施してみたいと考えています。

なお、「ある溶液」とはT&G製フルボ酸から製造したものです。

「保存水」の開発。