なぜ、いびきをかくのか

フーフーです。家族から「いびきがすごかったよ」と言われたことはありませんか。
本人はぐっすり眠っているつもりでも、周りの人はなかなか眠れないほど大きないびきをかいていることがあります。
いびきは、なぜ起こるのでしょう。
いびきは、空気の通り道である気道を空気が通る時に、喉の奥の粘膜や舌の根元が振動して鳴る音です。
中国医学では、この振動しやすい状態を「湿」の影響として考えることがあります。
湿とは、身体に余分な水分が停滞している状態です。
本来であれば汗や尿として外へ出るはずの津液が、身体の中に残ってしまうと、組織はむくみやすくなります。
喉の周りも例外ではありません。
喉の粘膜に湿がたまると、気道は少し狭くなります。
さらに粘膜がやわらかく重たくなることで、空気が通るたびに振動しやすくなります。
これが、いびきの大きな原因の一つです。
特にお酒を飲んだ日のいびきがひどくなる人は多いでしょう。
アルコールは身体を温める一方で、湿熱を生みやすい性質があります。
この湿熱が上半身へ集まると、喉の粘膜はさらに腫れぼったくなり、空気の通り道が狭くなります。
その結果、いつもより大きないびきをかきやすくなります。
また、普段からむくみやすい人も注意が必要です。
足や下半身にたまっていた湿は、横になることで全身へ移動します。
すると喉の周囲にも湿が集まり、気道が狭くなることがあります。
夕方になると足がむくむ人ほど、夜はいびきが出やすいということも少なくありません。
さらに足が冷えやすい人にも特徴があります。
足が冷えると、身体は大切な臓腑を守ろうとして気血を上半身へ集めます。
その結果、頭や首には気血や津液が集まりやすくなります。
そこへ湿が加わると、喉の周囲はさらに重くなり、いびきが起こりやすくなります。
つまり、いびきは喉だけの問題ではなく、身体全体の気血や津液の巡りが関係しているのです。
このタイプの人は、まず湿をためない生活を心がけることが大切です。
甘いものや脂っこいもの、お酒の飲み過ぎを控え、軽く汗をかく習慣を作りましょう。
日中によく歩いて足の巡りを良くすることも、夜のいびき対策につながります。
また、足を温めて下半身へ気血を巡らせることもおすすめです。
まとめは、いびきは空気の通り道が狭くなり、喉の粘膜や舌の根元が振動することで起こります。その背景には、湿の停滞、お酒による湿熱、全身のむくみ、足の冷えによる気血の偏りなどが隠れていることがあります。喉だけを見るのではなく、身体全体の巡りを整えることが、静かで質の良い眠りへの第一歩なのですよ。
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