つれづれ養生訓 ~ 神戸から中医学の健康の知恵のお届け ~

つれづれ養生訓 ~ 神戸から中医学の健康の知恵のお届け ~

健康であるためには、自然であることが一番です。
そのためにいろいろ試されたりしていると思います。
そのひとつに中国医学の智慧をお届けします。
中国医学は、素晴らしい医学です。その中の生活に密接した部分の智慧をお届けします。

なぜ、いびきをかくのか


フーフーです。家族から「いびきがすごかったよ」と言われたことはありませんか。


本人はぐっすり眠っているつもりでも、周りの人はなかなか眠れないほど大きないびきをかいていることがあります。

いびきは、なぜ起こるのでしょう。

いびきは、空気の通り道である気道を空気が通る時に、喉の奥の粘膜や舌の根元が振動して鳴る音です。

中国医学では、この振動しやすい状態を「湿」の影響として考えることがあります。

湿とは、身体に余分な水分が停滞している状態です。

本来であれば汗や尿として外へ出るはずの津液が、身体の中に残ってしまうと、組織はむくみやすくなります。

喉の周りも例外ではありません。

喉の粘膜に湿がたまると、気道は少し狭くなります。

さらに粘膜がやわらかく重たくなることで、空気が通るたびに振動しやすくなります。

これが、いびきの大きな原因の一つです。

特にお酒を飲んだ日のいびきがひどくなる人は多いでしょう。

アルコールは身体を温める一方で、湿熱を生みやすい性質があります。

この湿熱が上半身へ集まると、喉の粘膜はさらに腫れぼったくなり、空気の通り道が狭くなります。

その結果、いつもより大きないびきをかきやすくなります。

また、普段からむくみやすい人も注意が必要です。

足や下半身にたまっていた湿は、横になることで全身へ移動します。

すると喉の周囲にも湿が集まり、気道が狭くなることがあります。

夕方になると足がむくむ人ほど、夜はいびきが出やすいということも少なくありません。

さらに足が冷えやすい人にも特徴があります。

足が冷えると、身体は大切な臓腑を守ろうとして気血を上半身へ集めます。

その結果、頭や首には気血や津液が集まりやすくなります。

そこへ湿が加わると、喉の周囲はさらに重くなり、いびきが起こりやすくなります。

つまり、いびきは喉だけの問題ではなく、身体全体の気血や津液の巡りが関係しているのです。

このタイプの人は、まず湿をためない生活を心がけることが大切です。

甘いものや脂っこいもの、お酒の飲み過ぎを控え、軽く汗をかく習慣を作りましょう。

日中によく歩いて足の巡りを良くすることも、夜のいびき対策につながります。

また、足を温めて下半身へ気血を巡らせることもおすすめです。

まとめは、いびきは空気の通り道が狭くなり、喉の粘膜や舌の根元が振動することで起こります。その背景には、湿の停滞、お酒による湿熱、全身のむくみ、足の冷えによる気血の偏りなどが隠れていることがあります。喉だけを見るのではなく、身体全体の巡りを整えることが、静かで質の良い眠りへの第一歩なのですよ。


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なぜ、急に立ち上がるとふらっとするのか

フーフーです。椅子から立ち上がった瞬間に、目の前が暗くなったり、ふらっとしたりすることはありませんか。

しばらくすると元に戻るので気にしていない人も多いのですが、実はこれは身体からの大切なサインかもしれません。
立ち上がった瞬間、身体の中では大きな変化が起きています。
座っている時は、気血は比較的安定した状態で全身に分布しています。しかし立ち上がると、重力の影響を受けながら気血を素早く頭まで送り届けなければなりません。
この時に十分な気血が頭へ届けば問題ありません。
ところが身体の状態によっては、その配分がうまくいかないことがあります。
中国医学では、ふらつきの原因を単純な血不足だけで考えません。
むしろ気血が薄くなっている状態を考えます。

例えば、水分が多すぎて血液が薄くなっている場合です。
本来なら汗として外へ出るべき津液が停滞していると、血の濃度が下がります。
すると身体はたくさん血を持っていても、頭を十分に養う力が弱くなります。
また脾胃の働きも重要です。脾には統血という働きがあります。
統血とは、血を必要な場所へしっかり届け、保持する働きです。
ところが脾胃が弱ると、この統血の力が低下します。
すると立ち上がった時に血を上へ送り出したくても、うまくまとまりません。
その結果、頭まで十分な血が届かなくなります。

さらに頭へ届いたとしても、血よりも津液の割合が多くなれば問題が起こります。
頭や目を養うのは血です。
津液だけが先に上がっても、頭を十分に支えることはできません。

そのため、目の前が暗くなる。クラッとする。力が抜ける。
そんな状態が起こるのです。

特に暑い季節は注意が必要です。
本来なら暑さによって身体は汗をかき、余分な津液を外へ出します。
しかし運動不足や冷たい飲み物の摂り過ぎなどによって汗をかきにくい身体になると、津液が体内に停滞します。すると血はさらに薄くなり、立ちくらみが起こりやすくなります。
このタイプの人は、まず汗をかける身体を目指すことが大切です。
暑い場所でじっと座り続けるのではなく、軽く身体を動かして気血を巡らせましょう。
また脾胃の働きを高めることも重要です。
中国医学では甘味には脾を補う働きがあります。

もちろんお菓子を食べ続けるという意味ではありません。
米や芋類など自然な甘味を上手に取り入れることで、脾の統血力を高めることができます。

まとめは、立ち上がった瞬間のふらつきは、単なる貧血とは限りません。気血が薄くなっていること、脾胃の統血力が弱っていること、汗をかけず津液が停滞していることなどが関係している場合があります。身体は立ち上がるたびに全身の気血を再配分しています。その働きを支えるためにも、脾胃を整え、巡りのよい身体を作ることが大切なのですよ。
 

 

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なぜ、いい香りで気分が変わるのか

フーフーです。お気に入りの香りをかいだ瞬間に、なんだか気分が軽くなったり、ホッと落ち着いたりした経験はありませんか。

なぜ、香りをかいだだけで、気分がふっと変わるのでしょう?
多くの人は「リラックス効果があるから」と考えます。しかし中国医学では、香りは単なる気分転換ではなく、身体の気の流れそのものを変える力を持っていると考えます。
私たちの身体は気血津液の流れによって働いています。
元気が出ない時も、イライラする時も、不安な時も、その背景には気の偏りや停滞があります。香りは、その気の流れに直接働きかけることができるのです。
例えば、考え事が多くなったり、頭に熱がこもったりしている時があります。
そんな時にミントの香りをかぐと、頭がスーッと軽くなることがあります。
これは単に冷たく感じるからではありません。
ミントには、上にこもった熱を開き、停滞した気を発散させる働きがあります。
まるで閉め切った部屋の窓を開けるように、頭の中にこもった熱を外へ逃がしてくれるのです。
一方で、ストレスがたまり、胸が詰まったような気分になることがあります。
そんな時に柑橘系の香りをかぐと、気持ちが軽くなったり、深呼吸したくなったりします。
これは柑橘の香りが気の巡りを助けているからです。
停滞した気が動き始めることで、心も身体も楽になります。
反対に、夜になっても頭が冴えて眠れない人もいます。
そんな時に白檀のような香りを使うと、不思議と落ち着いてきます。
白檀には上に昇った気を下へ降ろし、心を静める働きがあります。
昼間は活動していた気を、本来あるべき場所へ戻してくれるのです。
中国医学では、気には昇る、降りる、外へ出る、中へ入るという動きがあります。

これを昇降出入といいます。

香りは、この昇降出入を調整する力を持っています。
だから同じ「いい香り」でも、その働きはそれぞれ違うのです。
元気を出したい時に使う香り。
巡りをよくしたい時に使う香り。
眠りたい時に使う香り。
身体の状態によって選ぶ香りは変わります。

まとめは、香りは単なるリラックスの道具ではありません。香りは気の流れを変え、昇降出入を整える働きを持っています。頭にこもった熱を開く香り、気を巡らせる香り、気を落ち着かせる香り。それぞれの香りの力を知ることで、私たちはもっと上手に自分の心と身体を整えることができるのですよ。

 

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なぜ、痛みは夜になると気になりやすいのか

フーフーです。昼間は我慢できた腰痛や膝痛、歯の痛みが、夜になると急に気になり始めることがあります。

昼間は普通に過ごせていたのに、布団に入った途端にズキズキする。そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
中国医学では、痛みの原因を「不通則痛」と考えます。つまり、気血の流れが悪くなり、通らなくなると痛みが発生するという考え方です。
ではなぜ夜になると痛みが強く感じられるのでしょうか。
その理由は太陽と関係があります。
昼間は太陽の陽気によって、身体の芯まで温められています。身体は温まると気血を外へ外へと流そうとします。皮膚まで気血が巡り、全身の流れも活発になります。
そのため多少の滞りがあっても、流れの勢いによって症状が目立たないことがあります。
しかし夕方になり太陽が沈むと、身体を温めていた陽気は少なくなります。
さらに夜になると、人の身体は活動モードから休息モードへ切り替わります。昼間は外へ向かっていた気血が、今度は内へ向かって集まり始めます。
そこへ夕食をしっかり食べると、気血はさらに胃腸へ集まります。
すると昼間には皮膚や手足まで巡っていた気血が、内側へ集まるようになります。

ここで問題になるのが、もともと流れの悪い場所です。
瘀血がある場所。
湿が停滞している場所。
冷えが入り込んでいる場所。
熱がこもっている場所。
こうした場所では、気血が集まり始めることで渋滞が起こります。

昼間は交通量の多い道路に紛れていた渋滞が、夜になって目立つようになるようなものです。特に外気温が下がり、皮膚が冷えてくると、身体はさらに内側へ気血を集めます。
すると腰痛や膝痛、神経痛、歯の痛みなどが強く感じられることがあります。
またもう一つ理由があります。
昼間は仕事や家事、人との会話などで意識が外へ向いています。
ところが夜になると周囲は静かになります。身体の感覚へ意識が向くようになるため、昼間は気づかなかった違和感や痛みを強く感じやすくなるのです。養生で大切なのは、痛みの性質を見極めることです。
冷えると悪化して温めると楽になるなら冷えや湿の停滞が考えられます。
熱を持ち、ズキズキして冷やすと楽になるなら熱の停滞が考えられます。
また痛い場所だけでなく、その周囲の流れを整えることも大切です。
軽い散歩やストレッチ、入浴、手足のマッサージなどによって気血を巡らせることで、夜の痛みが軽くなることがあります。

まとめは、夜になると痛みが強く感じられるのは、太陽の陽気が減り、気血が内側へ集まるためです。そこで瘀血や湿、冷えや熱の停滞があると渋滞が起こり、「不通則痛」が目立つようになります。痛みは身体からのメッセージです。どこで流れが止まっているのかを知ることが、改善への第一歩なのですよ。

 

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なぜ、冷たい水を飲んでも喉の渇きが止まらないのか

フーフーです。暑い日に冷たい水を飲んでも、またすぐ喉が渇くことがあります。
たくさん飲んでいるのに、なぜでしょう?

それは本当に水が足りないのではなく、身体が血を必要としているサインかもしれませんね。喉が渇くというと、水分不足と考えがちです。
もちろん汗をかいた時などは、本当に水分が不足していることもあります。
しかし、水を飲んでも飲んでも渇きが取れない場合は、別の原因を考える必要があります。

私たちの舌は、常に血液によって養われています。食べ物の味を感じるのも、舌の細胞が血液から栄養を受け取っているからです。ところが、塩辛いもの、味の濃いもの、甘いものをたくさん食べると、舌の表面には濃い味の情報が残ります。
すると身体は、「血液を薄めて洗い流したい」と判断します。
その結果、水が欲しくなるのです。

もう一つ重要なのは、身体のどこかで修復が必要になっている場合です。
例えば、疲労、睡眠不足、炎症、胃腸の負担などがあると、修復のために気血が集まります。すると、その場所に血が優先的に送られます。

気血が一か所へ集中すると、他の場所では不足が起こります。特に舌や口腔は敏感なので、乾く、熱っぽく感じる、渇くという反応が出やすくなります。
これは中国医学でいう陰虚の状態に近いものです。
つまり、身体全体の水が不足しているというより、血が修復に使われ、表面が養われなくなっている状態なのです。

ここで冷たい水を大量に飲むと、一時的には楽になります。
しかし、胃が冷える、脾胃の働きが落ちる、気血が作れなくなるという問題が起こります。
すると、ますます血が不足し、さらに渇く。
この悪循環に入ることがあります。
このタイプは、単純に水を増やすよりも、まず血を作ることが大切です。
そのためには、睡眠をしっかり取る、胃腸を休ませる、味の濃いものを控える、冷たい飲み物を減らすことが重要になります。
また、水を飲むなら、少量ずつ温かい飲み物を飲む方が身体には優しいでしょう。

まとめは、冷たい水を飲んでも喉の渇きが止まらない時は、単なる水分不足ではなく、舌に濃い味が残っている、身体の修復に血が取られている、陰虚が起きている可能性があります。
身体は水を欲しているようで、実は休息と修復を求めていることも多いのですよ。
 

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雨の日に頭が重くなる人のからだ

フーフーです。先生、雨の日になると頭が痛いというより、なんだか頭が重くてボーッとするんです。眠いし、やる気も出ないし…。

それは頭の問題というより、身体の中にたまった湿と熱の問題かもしれませんね。
雨の日になると、頭が重い、眠い、集中できない、だるいという人がいます。
これは単純な頭痛ではなく、湿が気の流れを邪魔している状態として考えることができます。
■湿は足から始まる
中国医学では湿は重く、本来は下へ沈みます。そのため最初は
→ 足が重い
→ むくむ
→ だるい
という形で現れます。ところが湿が増えすぎると、気血の流れを邪魔し始めます。

■気が上へ逃げる
本来なら気血は全身を巡っています。しかし足や腹に湿がたまると、流れが渋滞します。
すると行き場を失った熱が上へ昇るようになります。
その結果、頭には
* 熱
* 湿
* 停滞
が集まります。
■頭湿熱タイプ
この状態を中医学理論で見ると、
頭湿熱タイプ
と考えられます。
特徴は
* 頭が重い
* 頭がぼんやりする
* 眠い
* 目が重い
* 首肩が張る
などです。
頭痛というより頭に濡れた布団を乗せられているような感覚に近いかもしれません。

■胃腸の湿も関係する
さらに胃腸に湿がある人は注意です。
* 甘いもの
* 粉もの
* 冷たい飲み物
などが続くと、
脾胃に湿がたまりやすくなります。
すると湿は上へ影響し、頭重感や眠気として現れます。

■皮膚の宣発不足
雨の日は湿度が高くなります。すると皮膚はうまく宣発できなくなります。本来なら
→ 汗
→ 皮膚呼吸
で外へ出る熱が、体内に残ります。その熱が上へ昇ることで、さらに
* 頭重
* のぼせ
* だるさ
が強くなります。

■養生のポイント
このタイプの養生は、まず湿を増やさないことです。
* 甘いものを控える
* 粉ものを控える
* 冷たいものを控える
さらに、
* 首肩を温める
* 軽く歩く
* 足を動かす
ことで、上に集まった気を下へ降ろします。
そして意外に効果的なのが、頭を冷やすことです。
頭に集まった熱を逃がしてあげると、重だるさが軽くなりやすくなります。

■まとめ
雨の日に頭が重くなるのは、天気のせいだけではありません。足や胃腸にたまった湿が気血の流れを邪魔し、熱を頭へ押し上げていることがあります。

 

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なぜ、寝る前になるとお腹が空くのか

フーフーです。先生、夕食は食べたはずなのに、寝る前になると急にお菓子が食べたくなるんです。あれって本当にお腹が空いているんでしょうか?

空腹のこともありますが、多くの場合は違います。それは胃の問題というより、気の流れの問題かもしれませんよ。
一日が終わるころになると、
* 甘いものが欲しい
* 夜食が食べたい
* 冷蔵庫を開けたくなる
こんな経験はありませんか?
多くの人は「栄養不足かな」と考えますが、中国医学では別の見方をします。

■夜になると陽気が減る
昼間は太陽の陽気によって、
→ 気血は外へ向かう
→ 身体は活動モード
になっています。
ところが夕方から夜になると、
→ 太陽の陽気が減る
→ 身体も内側へ向かう
ようになります。
本来ならここで休息モードへ入るのですが、問題はここからです。

■皮膚が閉じると気が中に集まる
夜になり空気が冷えると、
→ 皮膚が閉じる
→ 宣発が弱くなる
すると本来外へ巡っていた気血が、身体の中へ集まり始めます。
そのとき胃の中に残っていた気も動き出します。

■胃に熱がある人ほど食欲が出る
もともと
* 食べ過ぎ
* 甘いものの取り過ぎ
* 胃もたれ
などで胃に熱がある人は、夜になるとその気が胃に集中し、
→ 胃の働きが活発になる
→ 食欲が強くなる
という現象が起こります。
すると、「お腹が空いた!」と感じるのです。

■食べると心は満たされる
さらに食べると、
胃に気血が集まります。
すると一時的に
→ ホッとする
→ 落ち着く
→ 満足する
感覚が生まれます。
だから夜のお菓子や夜食は魅力的なのです。
しかしその代償があります。

■夜食が眠りを浅くする
本来、夜は
→ 胃を休ませる時間
です。
ところが夜食を食べると、
→ 胃に気血が集まる
→ 消化活動が続く
結果として、
* 眠りが浅い
* 朝が重い
* 胃もたれ
* だるさ
が起こります。
そして翌日はさらに気の巡りが悪くなり、また夜に食べたくなる。この繰り返しです。

■どうすればよいのか
大切なのは、「我慢すること」ではありません。
まずは、
* 夕食を食べ過ぎない
* 日中によく歩く
* 入浴で気を巡らせる
* 香りで心を切り替える
ことです。
気が全身へ巡れば、胃にばかり集中しなくなります。

■まとめ
寝る前のお腹の空きは、本当に栄養が不足しているとは限りません。夜になり、
* 陽気が減る
* 皮膚が閉じる
* 気血が内側へ集まる
ことで、
胃の気が活発になっている場合があります。
 

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なぜ、スマホを見過ぎると身体がしんどくなるの?

こんにちは、フーフーです。先生、スマホって便利なんですけど、見すぎるとすごく疲れませんか?頭も重いし、眠れないし、肩も腰も変になるんです…。

それは当然です。スマホは、気を“上”に集め続ける道具だからです。
中国医学では、健康とは、気血津液が全身を均等に巡ることです。
しかしスマホを長時間見ると、その流れが大きく偏ります。

■まず「動かなくなる」
スマホを見ている時、人はほとんど同じ姿勢になります。
すると
→ 気血が停滞する
→ 関節が固まる
→ 流れが止まる
特に
* 首
* 肩
* 背中
* 股関節
が固まりやすくなります。

■目に気が集中しすぎる
さらに問題なのはここです。
スマホを見ると、気は常に「目」に集中します。
目は肝と深く関係し、大量の気血を使います。
すると
→ 目の筋疲労
→ 視力低下
→ 目の周囲の浮腫
→ 目の周辺の気虚・気滞
が起こります。

つまり目が気血を使いすぎている状態です。

■頭に気が集まり続ける
目を使い続けると、気は頭部へ上昇し続けます。
すると
→ 頭に熱がこもる
→ 首肩が詰まる
→ 頭痛
→ 不眠
が起こります。

特に夜のスマホは、本来下がるはずの気を上に固定するため、眠りが浅くなります。

■その代わり、足は不足する
気が上に集まると、下には不足が起きます。
つまり足は
→ 気血不足
→ 冷える
→ むくむ
状態になります。

さらに流れが悪くなると
→ 浮腫
→ 腰痛
→ 下半身のだるさ
へとつながります。

■つまりスマホ疲れとは

スマホ疲れとは、
単なる「目の疲れ」ではなく、
気血が上に偏り、全身の昇降出入が乱れた状態です。

■整え方
大切なのは、上に集まった気を下へ戻すことです。
* 足を動かす
* 外を歩く
* 手を開閉する
* 首肩を回す
* 湯船に入る
これにより
→ 気が全身へ分散される

特にスマホのあとに足を使うことが重要です。

■まとめ

スマホの見すぎは、
・気を頭と目に集中させ、
・全身の流れを偏らせます。

だから
* 頭は熱く
* 足は冷え
* 心は休まらない
状態になるのです。
 

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なぜ、怒ったあとにどっと疲れるのか

フーフーです。
先生、怒ったあとって、なんだか急にぐったりしませんか?
一瞬元気になった感じがするのに、そのあとすごく疲れるんです…。



それは、怒ることで
気血を一気に放出しているからです。

■中国医学的解説

中国医学では、怒りは
肝と深く関係しています。

肝は

* 蔵血(血を蓄える)
* 疏泄(気を流す)

を司っています。

つまり肝は、
「ためてから流す」臓なのです。

■怒ると何が起きるのか

怒りが起こると、
肝の気は急激に上へ昇ります。

すると

→ 気が一気に放出される
→ 血流も上へ動く

その瞬間は

* 力が出る
* 声が大きくなる
* 強くなった気がする

という状態になります。

しかしこれは、
本来ゆっくり使うはずの気血を

前借りしている状態です。

■肝の本来の役割

肝は本来、

→ 必要なときまで血を蓄える
→ 状況に応じて流す

ことで、全身の安定を保っています。

ところが怒ると、

→ まだ蓄えきれていない血まで流してしまう

ことがあります。

つまり

使う準備が終わる前に放出してしまうのです。

■だから疲れる

怒ったあとに起こるのは

→ 気血の急激な低下

です。

その結果

* 力が抜ける
* 眠くなる
* どっと疲れる
* 胃が重くなる

などが起こります。

特に、もともと血が少ない人や、
考えすぎ・食べすぎ・睡眠不足がある人は、
怒ったあとに消耗しやすくなります。

■怒りを我慢すればよいのか?

そうではありません。

中国医学では、
感情を無理に止めることもまた停滞になります。

大切なのは

急激に上げすぎないことです。

そのためには

* 深呼吸
* 歩く
* 手足を動かす
* 外へ巡らせる

ことで、
肝の気をゆるやかに流します。

■まとめ

怒りとは、

肝が蓄えていた気血を
一気に上へ放出する現象です。

だから

一瞬強くなったように見えて、
あとで疲れるのです。

新茶の季節、お茶はどう飲むとよいの?


こんにちは、フーフーです。先生、新茶っておいしいですよね。
この時期になると、つい冷たいお茶をたくさん飲んじゃいます。

新茶はとても良いものです。ただし、“飲み方”を間違えると、逆に身体を重くすることもありますよ。

5月は新茶の季節です。中国医学では、お茶は単なる飲み物ではなく、
・香りで気を巡らせる
・苦味で熱を下げる
・湿をさばく
という働きを持つ食材として考えます。特に新茶には、春特有の「生」の気があります。

新茶は、ただ若い葉なのではありません。冬の間、茶の木は活動を抑えながら、内部に栄養を蓄えています。そして春になると、その蓄えられた力が
→ 春の陽ざし
→ 上昇する陽気
とともに、新芽としてあふれ出ます。
つまり新茶は、冬の蔵された力が、春に外へ芽吹いたものです。

夏の強い日差しで育った茶葉は、
→ 熱で濃縮される
→ 力が強くなる
そのため、発散や刺激が強くなります。
一方、新茶は
→ やわらかい
→ 内側から巡らせる
→ 滞りをほどく
という特徴があります。

つまり、身体を中から軽く流す働きがあるのです。

お茶の香りは、気を上に巡らせながら広げます。
すると
→ 胸のつかえ
→ 頭の重さ
→ 春の停滞感
が軽くなります。

また、苦味には 、
→ 熱を下げる
→ 湿を乾かす
働きがあります。
だから春から初夏にかけてのお茶は、身体を整えるのにとても理にかなっています。

問題はここです。冷たいお茶を大量に飲むと
→ 脾胃が冷える
→ 消化の火が弱る
結果として
→ 湿が増える
→ 身体が重くなる
つまり、せっかく湿をさばくはずのお茶で、逆に湿を増やしてしまうことがあります。

おすすめの飲み方。大切なのは、香りを楽しみながら、温かく、少量ずつ飲むことです。
すると
→ 気が穏やかに巡る
→ 脾胃を傷めない
→ 春の停滞をほどける
まさに、春の養生茶になります。

新茶とは、冬に蓄えた力が春の陽気とともに芽吹いたものです。
だからこそ、巡らせる、軽くする、滞りをほどく。働きがあります。

 

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