尿閉(おしっこが出にくいのはなぜ?)

フーフーです。最近「おしっこが出にくい」「残った感じがする」という相談を受けました。これって中国医学ではどう考えるんですか?

尿閉は単に「膀胱の問題」とは考えません。水の流れは、五臓六腑すべての協力で成り立っています。
まず一つ目は 腎虚。
腎は「主水」といって、水の代謝の根本を司ります。腎の気が不足すると、水を動かす力が弱くなり、「出すべきものが出せない」状態になります。とくに腎気虚や腎陽虚では、温めて動かす力が足りず、下焦が冷えて滞ります。
次に 湿証(湿の停滞)。
身体に水分が多すぎて浮腫が強くなると、腹部が膨れ、膀胱を圧迫することがあります。
このときは脾胃の運化失調が背景にあります。脾胃が弱ると昇清ができず、水湿が下にたまり、腎経・膀胱経の気機も滞ります。
三つ目は 腎陽虚による水循環の低下。
腎陽は水を温め、蒸発させ、全身に巡らせる原動力です。この力が弱いと、水が上に持ち上がらず、下半身に停滞しやすくなります。
四つ目は 肺の問題。
肺は宣発粛降を担い、水の通路を開きます。宣発できないと、身体に熱がこもり、水が乾燥して尿が出にくくなることがあります。これは「熱結膀胱」に近い状態です。
最後に 胃・脾の問題。
脾が昇清できなければ、水の分配が乱れます。上に上げるべき清陽が上がらず、濁陰が下に滞る。すると膀胱の気化作用も低下します。
尿閉は単なる排尿器官の異常ではなく、
腎の気化作用の不足
脾胃の昇降失調
肺の宣発不利
湿の停滞や熱の鬱結
これらが絡み合って起こります。
大切なのは、冷えているのか、湿が多いのか、熱がこもっているのかを見極めること。
冷えタイプなら温補腎陽。
湿が多いなら健脾化湿。
熱が強いなら清熱利尿。
肺の問題なら宣発を助ける。
同じ「出にくい」でも、治し方はまったく違います。
水の流れは、気の流れ。気の流れは、臓腑の協調。そこを整えることが、尿閉改善の第一歩です。
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