労働問題・・・・・
中国全国で登記されている個人経営企業で働く従業員数は1億1000万人を
突破している。無届けの小規模個人の事を考えると、実際の従業員数は、す
でに2億人に近いと見られている。
こういった私企業の労働者たちが「世界の工場」の原動力になっている。
そんな中年々激化するコスト戦争の裏で、悲惨な労働環境に耐えている
労働者が激増している。
珠江デルタや長江デルタ、華東沿岸地区といった中国の一大生産基地に集中
する民間企業の多くは中小規模の家族経営で、特殊な技術を持たず、競合他社
と似たり寄ったりの生産力しか持ち合わせていない。そんな中、コスト安で
勝負するしかない企業のほとんどは、人件費を極限に抑えることで経営している。
月あたり数百元の給料で、福利厚生もつけずに過酷な労働に従事させる。
1日12時間労働、休みはあっても週休1日、遅刻や病欠をすれば罰金、
給料は年に一度、といった待遇も珍しくない。
この状況をストップするために新しい労働法ができた!
我々まじめにやっている工場にとっては本当にいい迷惑な話だ・・・・