制作、失敗作。 | 黒鷹騎士団

黒鷹騎士団

基本は俺の妄想からなる。
後悔だけはしまくりだと思う

HAPPY ENDは好まない

昔を思い出した。

「ギル、お前だよ。」

僕の手に熱いを、背中に冷たいを加えて
脳内にサイレンを鳴らす。
眩んだ視界にマイク越しのデジタルは低くぶつけられた。
デジタルに投げつけられた白は
まるで僕を攻め続けるかのように静寂を与えた。
あぁ僕はこんなにもしつこくめんどくさい。

「あっそう」
雑草の声なんて届かない。

「ギルが邪魔で間違えたわ。」
ゴミ箱の涙なんて見えない。

開発が進んでいった。
ゴミでも鎖が繋がったままだった。
古いおもちゃは飽きて、新しいおもちゃが欲しいけど
与えられないから古いおもちゃを手放さない。

「これはまたお仕置きが必要だね。」

あぁ、また遊んでもらえるのですね。
私を自由にお使いください。
ご主人様。



あの時から足場を間違えたのかもしれない。