正確には、24年程前…。

初めて一人暮らしをした時…
愛媛の田舎で過ごしていた私には、

『部屋にカーテンを付ける』

という概念はあまりありませんでした。


思い起こせば、
おばあちゃんの部屋にはふすま、
私達姉妹の部屋にはブラインド
両親の部屋には遮光カーテンはありましたが、
ほぼ使った事がなく、開けっぱなしでした。

初めて引越したマンションは、
ベランダのついた5階建の2階。

で、
もちろんその時もベランダにカーテンなど付ける事なく、
そのままにしてました。


それは暑い夏の日…

クーラーを付けたままで寝るのが苦手で、
窓を開け、パンツ一丁で寝てました。

すると、
ベランダから男性の話声が聞こえてきたので、

ん?外でデカイ声で喋ってるのか?

と思ったのですが、
ベランダに目をやった瞬間…

知らない男性が2人、
ウチのベランダに居たのです。

正確には、
私が住んでるマンションの塗装をするのに、
足場の骨組みの所に居た人達なので、
彼らは決して悪くはなく、
ちゃんと職務を全うしている所でした。

しかし、
私が起き上がって、外の方と目が合った瞬間、
クモの子を散らす様に、
何処かへ点でバラバラ移動してくれました。

それから、
ベランダにはカーテンが必要なんだ!

と学んだはずなのに、
20余年の時を経て、
また同じ過ちを繰り返すとは…


③へ続く…