すでに何年も多量出血や貧血には悩んできましたが、去年の夏には一度どうにもならないほどの大量出血があり、その後の血液検査の結果でヘモグロビンの値が7しかないことが判明。
こんなことが続いたら会社に行くこともできないと思いホームドクターである産婦人科医に相談したところ、そろそろ手術することも考えたほうがよいと言われました。ただ年齢を考えるとこのまま閉経まで我慢して逃げ切ることもできるのではないかと悩みに悩み、なかなか手術を受ける決心ができませんでした。

しかしその後も「出血→貧血→鉄剤を飲んで改善→出血で振り出しに戻る」という生活を繰り返すことに疲れ果て、ある日本当に突然「子宮摘出手術を受けて、自由になりたい」という気持ちになりました。
子宮を摘出すれば海外出張の時も何も心配しないでいつでも出かけられるということや、好きな時にプールや温泉に入れるという考えが更に私の決心を後押ししてくれました。

手術を受けることにしたとホームドクターに伝えると、どの病院で手術を受けることにするかを一緒に決めて、すぐに手術の予約を入れることになります。ドイツでは手術をするのは入院設備の整った大きな病院、一般の診療は街中にある診療所と業務分担がはっきり分かれているためにホームドクターからの紹介状なしでは大きな病院で手術を受けることができません。

私の住んでいる街は人口70万人のドイツでは決して小さい街ではありませんが、それでも婦人科系の手術をすることができる病院は3つしかないため、まずはどこの病院で手術を受けるかを自分で決めなくてはなりません。とは言ってもどこの病院で手術を受ければいいのか皆目見当がつかないため、医者にどこの病院がいいか教えてほしいと頼んでも、どこかの病院がいいと具体的に推薦することは禁じられているために患者が自分で決めなくてはならないの一点張り。
結局ホームドクターと病院のドクターとの付き合いがあり、家からあまり離れていない病院で手術を受けることを決めました。