主人公のショーンは12歳の少年。彼は学校でいじめられ、落ち込んでいる帰り道にスキンズの青年たちに声をかけられます。リーダーのウディはショーンをスキンズの仲間に招き入れ、弟のように可愛がります。楽しく過ごしていた若者グループに亀裂を作ったのは、刑務所から出てきたウディの兄貴分コンボでした。コンボは極東右翼、ナショナルフロント(英国国民戦線)のメンバーで、ウディたちを誘います。しかしファッションのカルチャーとしてスキンズでありながら、右翼的な思考には疑問を感じるウディは誘いを断ります。ショーンは、父親が戦死したことへの怒り、悲しみ、父親の死が無駄にならないというコンボの言葉から、極東右翼の仲間に加わってしまう…
この作品は、監督が自らの体験に基づいて脚本を書いたものだそうです。80年代当時、サッチャー政権下で見捨てられた失業率の高い地域の若者たちが、極右思想の標的にされ、ナショナルフロントのような組織に動員されたという現実。
ショーンの父親はフォークランド紛争で亡くなったという設定です。このフォークランド紛争、尖閣諸島問題を研究するときの材料として使われているんだとか。
最近、ヘイトスピーチという言葉を聞く機会が増え、社会的な問題となっています。なんだかとっても、この映画の背景に似ていて、怖いです。
実はいま、すごく日本人が観たほうがいい映画なのかもしれません。
あ、それにしても音楽とスキンズファッションはめちゃくちゃかっこいいです!