ベルリンビジネス通訳
後藤裕起子です
町中がベルリナーレでエキサイトをしているベルリンから今日は
今年のベルリナーレは2月20日から3月1日まで開催されます。
世界中からシネマ・ファンが集まっている今
世界最大の映画祭ってご存知ですか?
南フランスのヴァカンスの聖地カノン・欧州の観光ハイライトイタリアのヴェニス
この二つの映画祭はシネマ・ファンのみならずどなたでもご承知
そしてもう一つのエキサイティングな映画祭がこのベルリナーレってわけなんです
ベルリンが世界三大映画祭の街の一つだなんて、イメージしない??
ベルリンと聞くと、華やかな街のイメージはないかもしれません。。
あの忌まわしいベルリンの壁の歴史やナチスの蛮行の足跡が残っている
映画の持つスピリチュエルな世界が、
ある意味ミステリアルなベルリンの壁のあった時代を背景にする街に
マッチしているのかもしれません
言葉だけでは表現できない、まさに3Dの世界に視聴者を誘う
ベルリナーレ
映画祭のキャパも何しろで〜っかいんです。
ベルリン映画祭のティケットの売上枚数は
325000 枚
映画訪問者は
490000人
130国から16000人の専門家がやってくる上に
ジャーナリストは80ヶ国から3700人
この規模の大きさ
このベルリナーレでは、
日本の映画産業さんもかなりお世話になっておられるようです。
ちなみに、
往年の女優さんでありました
左幸子さんや、原節子さん、田中絹代さんも
女優賞等授与されていて、
黒澤明監督をはじめ多くの監督が様々な賞を受賞されてきた経緯があり、
日本映画は質の良さを大変高く評価されています。
ベルリナーレでは、ゴールデンクマ賞がベストのプライスになります。
2000年以降では宮崎俊監督の 千と千尋の神隠しが
最高のゴールデンクマ賞を受賞しています。
ところで、
2018年の審査員には、
作曲家の坂本龍一さんも慧眼で審査をされたようです。
心のひだに染み入るような素敵なピアノの曲を作曲されていることは知っていましたが、
映画にも精通されていたんですね〜。
日本人としては
大変嬉しい朗報です
この10日間、世界最大の映画産業界のマーケティングが繰り広げられ
EFMと呼ばれる
ヨーロッパ映画市場をパレットとして
映画の売買が始まって行きます。
このエキサイティングなベルリナーレには
6つの部門があります。
ベルリンの壁の崩壊でもご察知いただけるかも、、。
ここベルリンは社会問題をとらえる
そんな鋭利が光っている一面があるのも否めません。
さ〜今年は
どの映画に栄冠が授与されるのでしょうか
今から楽しみです
本日も当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございました。