年末…。
大晦日前に、
年末年始の過ごし方を
計画しようと
実家に電話した。
母が、携帯に出てきた。
元気そうで、『普通』だ。
電話に出れた(*^▽^*)
安心感…
話がす進むと
『じいさんに怒られてばっかり』
と、ぼやいた。
あららっ
どーしたん
『正月の料理をせないかんけど、わからんごとなってから…。
じいさんが、里芋を買いにいった』
『里芋、買い忘れとったん?』
『いやいや、「がめに」ば、作ろうと思うとったのに煮付けにしてしもうたごたぁ』
あぁぁ・・・
「がめに」とは、
母の代表作の正月料理だ・・・
ホントに美味しい。
それを煮付けに?
あり得ない
『なんか、わからんごとなってから、怒られてばっかり』
これは・・・やばい
バタバタ片付けて
すぐに向かってみた
母は台所にいた。
鍋を・・煮付けをかき回していた。
『何を作ったぁ~いい臭いやね』
ホントにいい臭い
『里芋は、がめにを作らないかんのに、煮付けてから・・・なしてこんなことしたやろうか・・・』
落ち込んでる
父が帰って来た
父は、買い物袋をさげてない
あれ
里芋はすでに冷蔵庫にあった
何がなだか
父が言うには、話は事実らしい。
しかし、昨日の出来事。
今は、別の事で外出してた
何がなんだか
事実を確認することはやめた
とりあえず、納得したい気持ちは捨てた
先に進んだ方が良いかなって思った
そしてら・・・
笑えてきた
冷蔵庫から里芋を出して母に渡した。
手際よく皮をむいて下ごしらえ・・・
こんにゃくは切っていたものが冷蔵庫に入っていた。
蓮根も下ごしらえできていた。
竹の子も下ごしらえできていた。
昆布でだし汁もたっぷり取っていた。
ちゃんとできてるやん
大きな鍋に里芋とこんにゃくを入れ、だし汁も入れ、醤油、その他の調味料を目分量で入れていく母。
グツグツ・・・
『さぁ、できた』
はぁ
鍋の中には、里芋とこんにゃくしか入ってないよ
食材は目の前に並べて置いてあるよ
『れんこん、いついれる?」
思いきって聞いてみた
母は、びっくりして、鍋の蓋を開けて・・・
『あらぁっ、入っとらん。
なしてやろうか』
こういうことかぁ・・・
料理を忘れるとは・・・
認知症とは・・・
目の前の食材を見回して
『今からでも良かろう。
下煮は、しとるけんね』
母が言った。
『そうやねぇ』
その通りだ
鶏肉は
しいたけは
人参は
竹の子は
ひとつ忘れてて、やり直したら次は気がつくかと思えば、そうではなかった
すべての食材をひとつひとつ、
これは、いつ入れる?
と、聞いていく作業が必要だった
何度も聞かれて嫌かなっと、思ったけど、
何度も聞かれたことを覚えてないみたいだった
できたぁ
いつもの母の「がめに」だっ
美味しい・・・
美味しいぞ
まだまだ・・・
正月の料理は終わってない・・・
大晦日前に、
年末年始の過ごし方を
計画しようと
実家に電話した。
母が、携帯に出てきた。
元気そうで、『普通』だ。
電話に出れた(*^▽^*)
安心感…
話がす進むと
『じいさんに怒られてばっかり』
と、ぼやいた。
あららっ
どーしたん
『正月の料理をせないかんけど、わからんごとなってから…。
じいさんが、里芋を買いにいった』
『里芋、買い忘れとったん?』
『いやいや、「がめに」ば、作ろうと思うとったのに煮付けにしてしもうたごたぁ』
あぁぁ・・・
「がめに」とは、
母の代表作の正月料理だ・・・
ホントに美味しい。
それを煮付けに?
あり得ない
『なんか、わからんごとなってから、怒られてばっかり』
これは・・・やばい
バタバタ片付けて
すぐに向かってみた
母は台所にいた。
鍋を・・煮付けをかき回していた。
『何を作ったぁ~いい臭いやね』
ホントにいい臭い
『里芋は、がめにを作らないかんのに、煮付けてから・・・なしてこんなことしたやろうか・・・』
落ち込んでる
父が帰って来た
父は、買い物袋をさげてない
あれ
里芋はすでに冷蔵庫にあった
何がなだか
父が言うには、話は事実らしい。
しかし、昨日の出来事。
今は、別の事で外出してた
何がなんだか
事実を確認することはやめた
とりあえず、納得したい気持ちは捨てた
先に進んだ方が良いかなって思った
そしてら・・・
笑えてきた
冷蔵庫から里芋を出して母に渡した。
手際よく皮をむいて下ごしらえ・・・
こんにゃくは切っていたものが冷蔵庫に入っていた。
蓮根も下ごしらえできていた。
竹の子も下ごしらえできていた。
昆布でだし汁もたっぷり取っていた。
ちゃんとできてるやん
大きな鍋に里芋とこんにゃくを入れ、だし汁も入れ、醤油、その他の調味料を目分量で入れていく母。
グツグツ・・・
『さぁ、できた』
はぁ
鍋の中には、里芋とこんにゃくしか入ってないよ
食材は目の前に並べて置いてあるよ
『れんこん、いついれる?」
思いきって聞いてみた
母は、びっくりして、鍋の蓋を開けて・・・
『あらぁっ、入っとらん。
なしてやろうか』
こういうことかぁ・・・
料理を忘れるとは・・・
認知症とは・・・
目の前の食材を見回して
『今からでも良かろう。
下煮は、しとるけんね』
母が言った。
『そうやねぇ』
その通りだ
鶏肉は
しいたけは
人参は
竹の子は
ひとつ忘れてて、やり直したら次は気がつくかと思えば、そうではなかった
すべての食材をひとつひとつ、
これは、いつ入れる?
と、聞いていく作業が必要だった
何度も聞かれて嫌かなっと、思ったけど、
何度も聞かれたことを覚えてないみたいだった
できたぁ
いつもの母の「がめに」だっ
美味しい・・・
美味しいぞ
まだまだ・・・
正月の料理は終わってない・・・