兵庫労働局発表の令和2年8月の有効求人倍率は0.93倍です。
8か月連続の低下とのことです。
ちなみに、有効求人倍率というのは
ハローワークに登録されている有効求職者に対する有効求人数の割合のことです。
つまり、ざっくり言うと
「現在ハローワークで仕事を探している人(求職者)一人に対して、何件求人があるか」
ということです。
0.93倍ということは、現在ハローワークで仕事を探している人一人に対して、
1件求人がないということになります。(=求人数よりも求職者の方が多い)
しかし、本当に残酷な話はここからです。
この0.93倍というのは、あくまでも合計値です。
これを職業別に見ると、合計値とは大きな差があります。
たとえば、兵庫県の8月の「事務職」の有効求人倍率は0.29倍です。
(=求人数よりも求職者の方が多い)
一方、同じく「建設・採掘」の職業の有効求人倍率は5.13倍です。
(=求人数よりも求職者の方が少ない)
全然違うのです。
これを求職者の目線で見れば、
「事務職」は応募してもなかなか採用してもらえない
(=選ぶ余地がない)
「建設業」は応募したらまず採用してもらえる
(=選り取り見取り)
ということになります。
事業主(求人を出す側)の目線で見れば、
「事務職」で募集したら応募がいっぱいあるので、まず採用できる
(=選り取り見取り)
「建設業」で募集したらそもそも応募がなく、なかなか採用まで至らない
(=選ぶ余地がない)
ということになるのです。
はい、何が残酷かというと
「新型コロナウイルス感染症の影響」が少なくないとされる
このご時世においても
みんながみんな一律に同じ影響を受けている訳ではない
ということです。
人が集まりやすい職種・人が集まりにくい職種というのは
はっきりわかれているということです。
そうなんです。条件は平等ではないのです。
だからこそ、おさえるべきポイント・活用すべき制度も
職種・業種・地域・規模などによって変わってきます。
次回からは、そのあたりの職種・業種・地域・規模別に
おさえるべきポイント・活用すべき制度について紹介していきます。
土居経営支援社労士事務所
社労士 土居靖子
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