キリンカップサッカー2026
🇯🇵日本vsニュージーランド🇳🇿
@国立競技場

6〜7月に行われた、北中米W杯以来の代表ウィーク。日本の初戦は先週の南米の強豪のウルグアイで、3-1で勝利。


2戦目はベネズエラ相手に2-1で勝利。


3戦目からはキリンカップ。準決勝ではエクアドル相手に0-0からのPK勝ち。


2勝1分だけど、どれも色々試す中でギリギリの戦いではある。


現在のFIFAランクは日本が17位、ニュージーランドが86位。この4連戦ではランクが低い相手。ただし、オセアニアでは圧倒的1番だし、ワールドカップにも出ている。

ニュージーランドを観るのはこのとき以来。
最下位でグループリーグ敗退ではあったけど、グループGは1番ぐらい面白い試合をしてくれたグループではあった。
この試合は、前回のエクアドル戦と同じく、キリンカップの大会でもあるので、引き分けの場合はPKまで行うことになります。




今回の招集選手



※冨安健洋(クリスタルパレス)は、怪我のため離脱。

※佐藤龍之介がクラブの事情により離脱

※安藤と渡辺が怪我のため離脱


ベネズエラ戦から3人が離脱したため、追加で望月ヘンリー海輝(町田)と荒木隼人(広島)が召集されました。背番号は望月が32、荒木が22。



 TODAY'S
 
スタメン


日本



エクアドル戦からスタメン5人変更。

そんなに大きくスタメン変更しないとは言っていた。確かに1→2、2→3は10人替えたから、それに比べたら半分だけど、もう少し少ないかと思ってた。


3バックと4バックどっちでもありそうだったけど、4バック久しぶりに試す流れ。


DFは板倉から鈴木淳に交代。瀬古だけ唯一の4試合連続のスタメン。怪我人が多い中で圧倒的に安定。4バックだと伊藤は中央で鈴木淳は左なんですね。


ボランチは鎌田と佐野海のコンビで、ついに現状考えられるベスト。


意外なのは中野の起用。RWBなら堂安継続か久保or伊東、もしくは松木だと思ってた。でも4バックなら中野が今の揃いならいいのかも。


あと前田の起用は、LWBならW杯まではイメージあったけど、今回1トップ起用もあったし、あまり合わない気がしていたからもうないと思ってた。でも4バックの左ならあり。でも中村の2番手が決まらない以上、試すのはありでしょうね。


まだやっていないパターンを試すという意味では、3バックで左シャドーに久保を使うのも、日本では考えられる選択肢ではある。でもトップ下の方がもっと現実的だから、これもあり。クラブでは出場機会が減っているものの、今回の代表では存在感抜群なだけに、堂安・伊東とバトルさせるのではなく両立させてほしい。


そして1トップの上田綺世は大方の予想通り。4試合目にして、ついに圧倒的なエースをスタメン起用。


フルベストの揃いって11人ではないけど、最後まで色々試すって意味では、4試合の中では前回かこれがベスト。


松木と佐野航の機会が少ないのが気になるけど、スタメンのいろんな組み合わせを考えると、仕方ないかな。松木のRWBをもう一度試すのはあるかなと思ってたけど、4バックなら仕方ないかな。


ベンチ外は谷村と板倉。


ニュージーランド



W杯のときのウッド・ジャスト・シンの前線3枚は面白かったのすごく覚えてますが、シンは今回いません。でもウッドとジャストはいる。


これがどれぐらいのベストかはわからないけど、何人かW杯から継続してる選手もいますね。



試合


🇯🇵日本2-1ニュージーランド🇳🇿


⚽️得点

前28 上田(日本)

前32 オールド(NZ) (アシスト : ウッド)

後26 堂安(日本) (アシスト : 中村)


⚠️警告・退場

後31 伊東(日本)

        ジャスト(NZ)


🔄交代

後19 前田→中村(日本)

        中野→伊東(日本)

        久保→田中碧(日本)

後22 ベイリス→ランドール(NZ)

        Cウッド→ウェイン(NZ)

        インガム→エリオット(NZ)

後32 鈴木淳→荒木(日本)

        鎌田→佐野航(日本)

        上田→塩貝(日本)

後42 堂安→松木(日本)

        佐野海→田中聡(日本)

後44 ジャスト→ロジャーソン(NZ)


📊スタッツ

シュート数 : 日本21ー5ニュージーランド

枠内シュート : 日本9ー1ニュージーランド

支配率 : 日本70%ー30%ニュージーランド


  前半

前半1分、前田の競り合いから拾った堂安が見事なミドルも、キーパーのナイスセーブに阻まれた。でもいい立ち上がり。


そして、システムは4バックに感じる。


前半10分、しっかりボールを奪い返して、久保と堂安の流れから堂安が強いミドルもキーパーセーブ。

やっぱり久保と堂安のコンビは安定してますね。


前半16分のコーナー。面白いファーへのフワッとしたボールから堂安のボレー。こぼれに前田が反応してシュートも当たりきらず枠外。


日本はずっとボールを回せていて、ニュージーランドは回させていて1本を狙っている。守り切ったけど、前半20分のカウンターはかなり危なかった。中央のウッドが本当にいい起点になって、すごいスピードで展開してきた。これいつかやられそうで怖い。


日本はコーナーとかサイドからの流れは作れてはいるんですけど、クロスは背が高いニュージーランドに跳ね返されますね。中野のロングスローとかも面白いんだけどなぁ。


前半27分の左の前田の速い突破からのグラウンダーのクロスは面白かった。3バックのシャドー型なら左は三笘がいない今は中村だけど、4バックのワイド型なら前田の方が効くかもしれない。


そんな中で前半28分、日本が先制!!

右からの中野のクロスに前田が反応。こぼれたところに身体をぐっと前に出して先に拾った上田がドフリーで豪快に突き刺した!!


日本先制

 


これが日本のエース!!この4試合で4点目!


しかし、直後に失点。前半32分、前田が左サイドで良くないボールロスト(変なパスミス)をして拾われると、速いカウンター。最後は左から爆走して上がってきたLWBのオールドに出されてしっかり決められた。


ニュージーランド同点

 


これは良くなかった。ワンチャンスで決めたニュージーランドはさすが。


前半37分、久保が佐野との連携から抜け出してクロスもキーパーがキャッチ。これも惜しかった。


前半44分、左から流して右に展開。最後は中野が切り込んで左足でシュートも枠外。



  後半

カップ戦ではあるものの、親善試合系にしては珍しく後半頭のメンバー交代はどちらもなし。


後半3分は大チャンス。カウンターから左の前田に展開。最後は鈴木淳のクロスに上田がファーでヘディングで合わせるもバー直撃。ニュージーランドにしっかり競り勝った。強すぎる。


そのあともゴール前の混戦等から狙うもゴールはならず。ニュージーランドが前半より少し前からプレッシャーかけるようになったところで、スペースを利用して数本チャンスできたのは面白い。


後半12分、上田は突破してシュートまで持って行くもミートしきれず。


後半17分、ニュージーランドのカウンターはシュートが上手く当たりきらず助かったけど、少し危なさは感じた。


後半19分、抜け出した久保のタメから、最後は上田がシュート。


日本はここで3枚替え。

直後に大チャンス。入ったばかりの伊東が抜けて右からクロスを上げると中で混戦になり、最後は落としから田中碧のシュートもキーパーのナイスセーブ。


3バックにしたようにも見えるけど、伊東がRSBに入る形のようにも見える。少し意外だけど、めっちゃ攻めていくから強い。ニュージーランドがそこまで来ないから行きやすいのかも。


直後にも伊東や堂安の仕掛け中心に、右から展開してのクロスからチャンスが生まれそうになる。左に流れた後もチャンスになりそうだし、左からも仕掛けられる。


そして、その流れの中で見事に日本が勝ち越しのゴール。左からの中村の素晴らしい突破。ファーにボールが行ったところに詰めたのが堂安!


日本2点目

 


ニュージーランドの守備陣は中村の突破に目がいって、堂安が見えていませんでしたね。中村と伊東が途中交代で入ってくるの強すぎる!


そして、さらに勢いづく日本、少ないタッチのパスで抜け出した上田綺世がゴールもオフサイド。


日本はその後に塩貝、佐野航、荒木が入った。

3バック説もあるけど、伊藤を左にして荒木を真ん中に置いたようにも見える。


後半40分、日本のカウンターは生きず。最後は田中碧のミドルまで持って行ったものの...

スペースある中で2vs2のシーンを作ったのに、走ってきた中村を全く使おうとしなかった塩貝。こういうのもギラギラしていいって言われるかもしれないけど、あのシーンは出さなきゃ。僕は好きじゃないですね。こんなのじゃ絶対に上田綺世の次にはなれない。


その後も攻撃で狙うもゴールは生まれず。守備はしっかり守り切ってそのまま終了。


日本優勝で終わりました。



  総評

代表ウィーク4戦目。ギリギリではなく、しっかり勝利。1試合はPKだったので、3勝1分で終了。ホームで最低限の結果は残せたのかなと思います。


上田綺世はさすがのエースだし、途中から出てくる中村と伊東のインパクトは本当に強い。相手にほとんどチャンスを作らせない中で、勝ち切ったのは大きい。


失点の場面こそ不要すぎたし、あぁいうのは無くさないと致命的になるけど、2点目を後半で取れたのは本当に良かった。


ニュージーランドはW杯ほどの迫力は感じませんでした。点を決めたカウンターは、相手のミスを逃さない見事な仕掛けだったけど、もっと迫力あるの見たかった。背も高く中央は堅かったけど、そこまで危険だとは思わなかったし、日本は攻めやすかったと思う。


オセアニアは地理上仕方ない部分もありますが、1番ぐらいレベル低いですからね。オーストラリアがアジアに加盟しているぐらいなので、ニュージーランドもレベル上げるなら...と思わないんですかね。もっとレベル上げるにはオセアニア内にいても、と思うけど、難しいんだろうな。



今回多くのメンバーを招集して、大半のメンバーが出場。入れ替えもたくさん行い、今日に関しては4バックも組む中で、4試合の中で様々な可能性を見せてくれました。もちろん不安もある。圧倒的な4連勝ってわけではなかったですからね。


GKの鈴木彩艶、FWの上田綺世は絶対的な固定だと思う。ここを別の選手が崩して奪うのは相当難しい。


心配なのはFWの2番手ですよね。空の席って感じ。今回小川呼んでなくて、塩貝と後藤と...って感じなら、前田2番手にさせたほうがいい。って思ってしまう。ここ名乗り出てくる選手来てほしいですね。


今回1番活躍して存在感発揮してチャンスを掴んだのは瀬古でしょう。守備陣は故障が多い中で、4試合全てで先発。冨安は怪我が多く、板倉も少しクラブでの状態が心配。渡辺も負傷離脱、谷口も呼ばれない。

瀬古は、これまでクラブではコンスタントに出ていたものの、代表ではそこまで活躍できず微妙だった。でも今回わかりやすく結果を残した。もう呼ばないわけにはいかないし、使わないわけにもいかない。素晴らしかった。


3バックか4バックか、大岩監督にアジアカップ以降に交代することを考えても悩ましいところだけど...。

やっぱり右は堂安、久保、伊東だろうな。松木がいきなりゴール決めて新たな可能性が生まれたのに、最終戦の後半最後の方まで使われなかったのは残念。

中野のRSBも悪くはなかったけど、これだと申し訳ないが優先はされないかな。


左は中村が最優先。前田もいける。相馬がどう評価されているかはわからないけど、齋藤も含めてこの辺りはまだこれからかな。中村の途中出場の今回が見事だったから、伊東みたいなジョーカー的なのもありかと思ったけど、堂安や久保がいる右とは事情が違う。三笘戻ってきてくれ...。


シャドーの位置は南野が戻ってくる可能性がある。そうなると、調子が良い鈴木唯と争いかな。怪我もあって少し期間が空いたので、絶対的南野の日本代表ではなくなった。鈴木唯が調子を維持すれば、南野のポジションを奪うのは十分にありえる。この辺はこれからでしょうね。


ボランチは佐野海と鎌田が安定して良い。ただし、田中碧も今回かなりよかった。瀬古、上田綺世あたりがわかりやすく評価されると思うけど、その次にくるのが佐野海や田中碧じゃないですか?って思う。


鎌田はシャドーもできることを考えたら、佐野海と田中碧の組み合わせもありで、この辺りは相性とか色々考えたらいくつもパターンはあって面白い。


途中で解説の人たちが言ってたけど、4バックやるなら2ボランチではなく佐野海アンカーの逆三角形作るのもありかなと思う。むしろその方がいいまであるかも。


あとは各選手がクラブで頑張ってほしいですね。

出場機会が減っている選手もいますから。コンスタントに出続けて結果を残すことが大事。


正直、この内容では世界のトップレベルにはまだまだですよ。日本のレベルは上がってはいるし、ワクワクするけど、もっと上げないといけない。層も厚くなってはいるけど、さらに厚くしてほしいし、もっと期待させてほしい。



さて、次はシンガポールでブラジルと対戦。

ブラジルにW杯のリベンジ...とはいえ、オーストラリアが今回ブラジル相手に結構やってますからね。

海外の場所でやるのはまた通常とは違うけど、どんな展開でも勝ち目指してほしいです。もう遠すぎる相手ではなくなっているはず。


楽しみですね!



次戦以降

11/14(土) 日本vsブラジル@シンガポール

11/17(火) 日本vsパラグアイ@シンガポール


◾️アジアカップ

1/11 日本vsインドネシア

1/16 日本vsタイ

1/20 日本vsカタール