
ちょっとストーカーチックなネタですが
正直、僕も好みの店員さんがいるお店を発見したら通います
出来れば毎日通えるコンビニとか
コーヒーショップだったらいいですよね
でも店員さんと客としての関係だから普通に成り立つのであって
ここから、恋人同士になる確率は意外に低いと思うのですが…
まぁ、僕の周りではこのような形で恋が発展したというのを
聞いたことが無いからかもしれませんが…
尚更、大人の店に行って女の子に聞くと
逆に『ない』そうです
お互いに色々な計算や感情が働くから
上手くいかないのかもしれませんね…
酒もタバコも、まぁギャンブルは少々やる僕は
友人たちの間ではちょっと異質な存在だった
『そんなんだから未だに一人なんだよ』
と友人たちに会うたびに言われる僕
若い頃ならコンパなども
頻繁に行われちょくちょく参加していたのですが…
30を過ぎ周りも結婚しだすと出歩く機会も減り
気付くと独身は僕一人になっていた…
なにも楽しい事は無く淡々と過ぎていく日々
特に変化があったわけでない4月を迎え
仕事帰りにアパートの近くにあるコンビニに立ち寄る僕…
買うつもりはないけれど雑誌コーナーを一瞥し
飲料コーナーで野菜ジュースを一本、手に取り
お弁当コーナーで今日は何を食べようか悩みながら
陳列されているお弁当を一つ手に取り
レジに向かう僕…
見慣れない女の子の店員さんがいて
ガン見するのも変だなと思い
自分が選んだ商品の方に視線を落とす僕
コンビニ店員さんが必ず言う『お弁当、温めますか?』
のセリフの時に初めて、店員の女の子と目を合わせる僕…
目が合った瞬間に『お願いしますと』というつもりだったのに
彼女の可愛さで尻すぼみな声で返事する僕…
店内には雑誌を読んでいる客ぐらいしかおらず、
レジ側の店員も彼女しかいなくて…
何気にネームプレートを見ると『増田』という名字が書いていて
彼女もお弁当が温まるまでのちょっとした時間をもてあましているように見えて…
『あの最近、ここでバイトするようになったの?』
となるべくさりげなく聞いたつもりの僕…
『えぇ…』
と普通に答える彼女…
やばい会話が続かない…
と思っている間にお弁当は温まり
レジ袋に入れて手渡す彼女…
『どうも…』
と言いながら受け取る僕…
その日から僕のコンビニ通いは始まった
平日の仕事帰りには、
必ず缶コーヒーやジュース・雑誌などを買い…
最初はどんな会話をしていいのかも思い浮かばず
まぁ、天気が悪い日だったら『雨降りだね…』と一言ぐらいの会話が成立するのですが…
なかなか上手くいかず…
そのうちにコンビニ限定の商品を
注文予約で頼んだりするようになってから
何故か徐々に会話が弾むようになり
僕も彼女の下の名前が『有華』という事がわかると
彼女の事を『有華ちゃん』と呼ぶようになり
有華ちゃんの方も僕が店に行くと目が合うと頭を下げたり
彼女の方から話しかけてきたり…
ここまで仲良くなったら
食事ぐらいだったら誘ってもイイんじゃないの?
と思うようになった僕
でも、どのタイミングで誘えばいいか分からず…
何時ものように仕事帰りにコンビニに立ち寄る僕…
普通に商品を手に取りレジに向かうと有華ちゃんが立っていて…
レジの前に立つと急に
『あのさ、有華ちゃんって今度のバイトの休みって何時?』
と前置きを言わず単刀直入に切り出す僕
『え、なんですか?急に』
と切り返す有華ちゃん
『うん、なんとなく食事にでも誘おっかなと思って…』
とイマイチな答え方をする僕…
『食事か…食事くらいだったらイイですよ』
と僕に対しての警戒心が無いらしいのかあっさりOKを貰い…
まぁこの後の展開により『通う』のか『通わない』のか…
というのは変わってくると思いますが…
相手に不快感を与えずストーカーにならないように…
注文予約の商品を頼むと店員さんは喜んでくれますね
やっぱりノルマなのかな…
でもそれでも僕はイイです
結論
僕はタイプの店員さんがいたらとりあえず通います