STEAM教育を考慮したフルートに関する実践についての学会発表を行いました | 道北音楽教育研究所[道北おとぼけキャラバン]Northern Hokkaido Music Education & STEAM Education Laboratory

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令和5年(2023年)8月20日、令和5年度 日本学校音楽教育実践学会の全国大会において、「管楽器を題材としたSTEAM教育を考慮した授業―フルートとバッグパイプの教材化の試み―」という発表を行いました。

以前行った「教育課程におけるSTEAM教育のフレーム構築と評価軸の開発」(Construction of a Framework for STEAM Education in the Japanese Curriculum and Development of Evaluation Criteria)という発表(令和5年(2023年)6月24日令和4年度第6回日本科学教育学会研究会(東海支部開催))ともベースの部分で関連する部分を含む内容でした。

※その際に紹介したフレームは下掲の通りです。

外部リンクURL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsser/37/6/37_No_6_220606/_article/-char/ja

 

今回発表した実践の内容は次の通りです。

STEAM教育を考慮したフルートに関する鑑賞の授業は、実践1・2とも、主に「フルートの吹鳴の仕組について思考し、理解を深める」「他のエアリード楽器との比較(実演)」「金属製とプラスチック製フルートの音色の比較」「楽曲の演奏」という展開で行った。実践2においては、音の出る仕組と正式な演奏との中間に位置する「演芸」や「失敗演奏」、「誘導的な演示方法」や密な「対話」を組み込み、音の出る仕組と正式な演奏とを架橋するよう配慮した。

 

実践の楽しい映像も交え、活発な質疑応答もあった有意義な時間となりました。当研究所からは、6名が参加し、その中には学部の1年生も加わって、みんなでつくり上げた発表でした。今後も、子どもたちにとって、楽しく実感のもてる学習の開発を継続してまいります。

 

メンバー:ふみふみ実験室長、へいへい管楽器主任、HG所長、のんのん研究員、あやちゃん研究員、ひよこ研究員