安居は「あんご」と読みます。もともとはインド仏教において雨季の間、外に出歩かず、一定の場所に籠り、静かに瞑想修行したことを言います。それが日本にも伝わり、夏季に経典講説を行なうことを夏安居(げあんご)と呼びました。

 東本願寺においても江戸時代から夏安居は行なわれ続け、現在は7月下旬の2週間、毎年開講されています。本講と次講の二講があり、本講を行なう講者(こうじゃ)には都講(とこう)と言われる2名のサポートが付きます。

 今年度の安居本講は現仁愛大学学長で本学名誉教授・客員教授の田代俊孝師です。講本は『愚禿鈔』。都講は本学の伊東恵深准教授、杉浦道雄講師が担当します。期間は7/17-31です。