ローマ帝国時代
奴隷であった剣闘士(グラディエーター)たちは,闘技場であった「コロッセオ」において,時には奴隷同士でお互いを殺し合い,時には猛獣と刃を交え,ローマの民衆たちを楽しませていました。

さて,このコロッセオ
民衆にとっての「最大の」娯楽だったのですが,何故か女性は入場禁止でした。
男性のみが楽しむことができるものだったのです。(残酷だからでしょうか?)

しかし,この殺し合いをどうしても見たかったローマの女性たちは
男装をしてコロッセオに紛れ込んでいたそうです。
つまりは「女性は意外と格闘技が好き」とされる一つの根拠がこの逸話に表れているわけですね。

そんなわけで僕の周りの女性たち
なんて言うと,僕が華麗な女性関係を持っているように聞こえるかもしれませんが,そんなわけはありません,うちのお袋と女房の二人の話です。

うちのお袋
彼女は大のボクシングファンです。親父と結婚するまでは,ボクシングなんて一度も見たことがなかったそうですが,結婚後に親父がテレビ観戦しているのを一緒に見ていて,今では親父以上の通です。生でプロボクシングの試合を観戦したこともある女傑です。

さて,うちの女房
彼女も僕と知り合うまでは,格闘技は全然見たことがありませんでした。
しかし,僕が見ているものですから,知らず知らずのうちに格闘技にふれ,今では結構な知識を持つようになりました。

しかし,そこはやはり女性
格闘技と女性が反応すると,面白い語句が登場してくるのです。
以下のケースで確認してみましょう。

ケース1 アメリカの総合格闘技「UFC」にて,選手が相手に「ヒジ打ち」をしているシーンにて

酩酊侍「うーん,いいヒジだなあ。」
女房「本当,上手だね。」

・・・上手?
お習字じゃないんだぞ!ヒジを顔面に入れているんだぞ!

ケース2 日本の総合格闘技「DREAM」にて,選手が相手に攻撃を加えているシーンで

酩酊侍「いいねえ,効果的な鉄槌だな。」
女房「いいハンマーパンチだね。」

ハンマーパンチ?
間違ってはいないが,何故そんな用語を知っているのだ!
UFCの影響か?

ちなみに,先日,女房からの僕への質問です。

女房「あれっ?UFCは確かオフェンスかディフェンスのどちらかは金網を使って良いんだったよね?どっちだっけ?」
酩酊侍「・・・防御側だけど。」
女房「あー,防御側だっけか。」

・・・何故「金網はどちらかしか使えない」というマニアックな事項を知っているのだ?
ここまでくると・・・そんじょそこらの男性より詳しいかも・・・恐ろしや!