【スポーツナビ:格闘技より記事抜粋】

***金網総合格闘技「CAGE FORCE 06」が5日、東京・ディファ有明で開催された。

本大会は「DREAM.3」(5月11日、さいたまスーパーアリーナ)のライト級GP2回戦に主催者推薦で出場の決まった宇野薫がアドバイザーを務めているが、宇野は本戦開始前にファンへの挨拶のためケージ内に登場。“主催者推薦”という扱いに対し、対戦する石田光洋をはじめ、2回戦に勝ち進んだ川尻達也や永田克彦からも不満の声が上がっていたため、いかなる発言をするか注目が集まっていたが、宇野は主催者推薦でDREAMへの出場が決まったことを報告した後で、「石田くんといい試合をしますので、よろしくお願いします」と抱負を述べるにとどまった。***

主催者推薦枠により,2回戦からの参戦となった宇野に対し,他の選手から不満が続出しているらしいですね。まあ,そういった不公平感を主とした気持ちは理解できなくもないですが,あまりにも興行面や金銭面が前面に出すぎていて,ファイターの本質的な部分を皆さん忘れているのではないでしょうか?

グランプリで頂点に立つこと
優勝して大金を得ること
チャンピオンになり名声を得ること

いいでしょう。別に上記三点を否定はしません。そういう目的でリングに立つこと大いに結構です。
しかし,石田選手,川尻選手,永田選手
皆日本人です。僕の勝手な意見としては,侍なんだから,多少は不満があっても,それは我慢するのが大和民族の「男」なのではないでしょうか。

前に侍ものの映画で聞いた台詞があります
「侍は,ほとんどのことは我慢しなければならない。しかし,侍だからこそ,我慢できないこともある。」
主催者推薦で宇野が2回戦から参戦することは,どうしても我慢できないことなんでしょうか?
どうしても我慢できないこと,というのは,自分単独に及ぶ危害なのではないでしょうか?

格闘家としては「推薦枠で二回戦から出てくるなんて,試合数が減少してしまって可愛そう。俺は一試合でも多く試合をしたい。ファンを喜ばせたい。」と「高楊枝」をしてもらいたいものです。